地球よ止まれ | ナノ

Tuiki


夏がくるんだよ

最近ふと思ったこと。私は一般的な大学生活の経験がないんですけど、最近知り合いの大学生と話す機会があって、なんだか学生も色々悩みがつきなくて大変だなあと思いました。端的に言うと「所属しているサークルを辞めたい」という相談だったんだけど、サークルと言っても単純に辞めますと言ってすぐに辞められるわけではなく、いろんなルールとかその場の空気とかにその都度配慮しなきゃいけないみたい。しかもそのルールがやたらと厳しくて社会人でも今時そんなこと強いられないよ?っていうような内容だった。辞める時には辞表を提出しなきゃならなかったり、飲み会等々で先輩は必ず後輩に奢らなきゃいけなかったり、OB訪問(という名のただ働き)に強制参加させられたり、参加する意味のない長時間のミーティングに出席しなきゃいけなかったりetc…。何でも適度に折り合いをつけつつ常識の範囲内でやれば良いと思うけど、そういうしきたりを守らないと先輩に睨まれたり空気を読めないと思われるらしい。気の毒に。何故やるんですか?っていうことを純粋に疑問に思って先輩に意味を尋ねても、あまりそういうことを考えないらしく「サークルの伝統だから」で片付けられてしまうらしい。結論としては若いのにそんなこと言ってるから縛られてるルールもいつまでもアップデートされないんだなあと。伝統ってそんな意味のない規則を守るために使う言い分じゃないと思うんだけどね。実質サークルの規則に拘束力なんか無いだろうし。特に奢りだなんだというのは大人になってからやろうよと思う。バイトで自分で稼いだ金と言ったって多くの大学生はまだ生活費の大半を親に頼っている状況でしょうよ。あくまで個人的な考えだけど、そんな半人前が他人に(しかも全面的に)奢る資格はないと思うんですが。その子も奢られるたびに恐縮してしまうから「自分で払います」と言うと、奢ってくれる先輩は「自分が先輩になった時に後輩に奢ってあげてよ」とか言うらしい。学生的にはそういう台詞って格好よく響くの?きっとそれを自分が後輩の時に先輩に言われたから同じようにしているということなんだと思うんだけど、そういう行動に何故疑問を抱かないの?わかんないの?お前はまだ親の権力の傘の下にいるんだぞ?他人に偉そうに奢る権利などないんだぞ??それを後輩に強制することだってもちろんできないんだぞ?大人の真似事みたいに立派に聞こえる台詞を口にしてはいるんだけど、中身がついてきてないというか。いろんな集まりに参加して顔を広めるだとか、先輩に気に入られるようにゴマすったりだとか、人に奢ったりだとか、どう考えても大学生の本分から外れてるよね。営業マンじゃないんだからそんなことする必要ないよね。でもきっと学生間ではそういうのに成功している人が一目置かれるんだろうね。くっだらないね。そんなのに惑わされる必要なんてないよ、、、ということを伝えたかったけど上手く伝わったかどうかはわからない。勉強したいことが明確で、そのために少し遅い進学をした子だから、ちゃんと学生生活を全うして欲しいなと思うので。人との付き合いだとかに気を揉む気持ちもすごくよく分かるんだけど、私はわりと早々にそういうのは放棄して自分が本当に付き合いたい極少数の人としか関係をもってこなかった。でも別にそれで後悔はしてないし、、、。そもそも広く浅く人間関係を作ったところで自分は一人しかいないんだから育める友情の数は限られてるよね。それなら本当に大切にしたい少数の人たちをきちんと大切にした方がよっぽど良い関係を築けるはず。しかし私は専門学校で勉強が忙しかったし規模も大学ほど大きくなかったからそのくらいで済んだものの、4年間、時間もたっぷりあって人も沢山いる中で生活する大学生はもっと大変だろうと思う。独自の生活形態があるんだろうな。そして、寂しい思いをする子も沢山いるんだと思う。そう思うと社会人ってある意味楽だよ、、、行く場所は職場に限られるし、それでお金を稼げるし、皆大人だから適度に力抜いて規律を守るのも上手だし、家庭とか恋人とか趣味とか他にも世界があるから仕事人間にならずに済むし(少なくとも自分が働く業界では)、自立すれば好きなようにして誰にも文句を言われないしさ。大学生、勉強するという意味ではまたやってみたいなーと思うけど、ただ単に大学生活をするためにもう一度、という気には到底なれない。というか学生に戻りたいと思えないかな。まあそういう大人もいるよ!っていう話です。でもここまでわざわざ読んでくれるような人たちってコメントくださる方は特に皆大人っぽいから学生さんはいないのかな…わからぬ。とりあえずぼちぼち頑張ろう、あくまでぼちぼちね!それでフツーに生きていけるからさー。

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