・少しですが性描写アリ ・臨也が可哀想 シズちゃんの細くて長い指が、的確に俺のいいところを攻める。すると俺の身体はそれに合わせてぴくぴく動く。それにシズちゃんは嬉しそうに笑って、こう言う。気持ちいい?って。その問いに俺はこう応える。すごく気持ちいいの、シズちゃん大好きだよ、ねえシズちゃんは俺のこと好き?と。 シズちゃんはそれに更に笑みを深める。すげえ、好き。耳元で優しく囁いてくれるシズちゃんはけれど本物のシズちゃんではない。すべてすべて、俺がつくりだした空想。 夜が明けるように。雲が太陽を覆い隠すように。優しいシズちゃんは霞んでいく。 そしたらほら、お迎えが来た。 目を覚ますと同時に、不機嫌そうなシズちゃんの顔がアップで映る。目があったかと思うとすぐに悪役のような笑みを浮かべた。これが、現実のシズちゃんだ。 「い〜ざやくんよお・・?まだ寝るには早いだろうが・・よ!」 「い・・っあ、あァああ!」 語尾を荒げたかと思うと、いきなり抉るようにして侵入してきたシズちゃん。慣らされていないそこが悲鳴を上げる。イタイイタイ痛い!どんなに声を荒げてもシズちゃんは抜いてはくれない。お互い痛い思いをするだけなのに、シズちゃんはこの行為になんの得を見出してるんだろう。 叶うならばもう一度気絶して、もう一度あの夢が見たい。 END. ストロベリー=甘い夢、溶けた=覚めた・・で解釈してもらえると嬉しいです どうでもいい補足 何故かシズちゃんと肉体関係がありますが、愛は無い。しかしシズちゃんが好きな臨也は甘い夢を見てしまう、そんな感じのおはなし。 |