「あいたたたたたたた(棒読み)」

僕は肩を押さえてしゃがみこんだ。せっかくギャモンくんが心配してくれてるんだし、ちょっと意地悪しちゃおうっと。

「はっ?先輩!?」

ギャモンくんが戸惑って僕に続いてしゃがみこんだ。

「ううう…実は僕、肩に爆弾を抱えていてね…中等部時代、リトルリーグのエースだった僕は…」

「えええええええええ!?」

「ぐああ!僕は…僕は、もう…駄目かもしれないっ…」

「え!?ちょ、先輩?せんぱーい!?」

さすが僕の迫真の演技!ギャモンくんも驚いてる。
さて、これからどうしようかな。このまま演技を続けたってどうにもならない。僕はギャモンくんの腕を掴んだ。

「先輩?」

「ちょっと…立つの手伝ってくれる?」

少し辛そうに顔を歪めるとギャモンくんはびっくりして慌てて僕を支えてくれた。いつになく優しいギャモンくん…ああ、可愛い…!

「ギャモンくん…保健室まで、ついてきてくれるかな?」

「へ?ああ、別にいいすけど。先輩、昼飯食わなくて大丈夫なのかよ」

ギャモンくんが厨房の方を示す。ああ、そういえばお昼ご飯を食べに来たんだっけ。

「ああそれなら大丈夫大丈夫。これからゆっくり食べられるから」

「は?」

訳が分からないギャモンくんは首を傾げる。
僕はそれに笑って返す。保健室、好きな子と2人きり。ほら、分かるでしょ?
そうして僕らは2人で保健室へ向かい、そこで僕とギャモンくんは彼の貞操を掛けてベッドの上で格闘するのである。




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