「やあ、ギャモンくん」
「軸川先輩じゃないすか」
僕は片手をあげてギャモンくんに微笑んだ。
ギャモンくんはどうも、と挨拶してからはっと気付いたように口を開く。
「あ、すんません、肩…大丈夫すか」
どうやらぶつかってしまったのを気にしているようだった。
僕はふと肩を見る。別にちょっとぶつかっただけだしあんまり痛くはないんだけど…。
なんて答えようか。
▼「大丈夫だよ、ギャモンくんこそ痛くない?」
とさりげなくボディタッチしまくる。
▼「あいたたたたたたた(棒)」
とギャモンくんをからかってみる。