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夢小説のDLove

さよなら、の代わりを
 ばいばい、と手を降ると彼は笑顔で振りかえしてくれる。いつものことだ。それから、すぐに元来た道へと歩み始める。私も名残惜しくないと言わんばかりにすぐに自宅へと体を反転させる。
 最寄り駅から私の家までいつも送ってくれる彼。紳士然とした態度の彼。思い返しても完璧なエスコートだ。それでも。醜く未練がましい私は、玄関のドアに手をかけてから心の中で10カウントする。それからドアを開ける拍子に、と言い訳を心中で述べてから振り返るも、彼の姿はもう見えない。

 ――また言えなかった。


「もう少し一緒にいたい」






Oxygen shortage / 酸欠様提出
《300文字企画》


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