エルザ→ユーリス的な
ユーリス視点です
「ふッ……んん」
僕は今エルザにキスされている。どうしてこうなったんだっけ。
「ユーリスって童貞だろ?ひゃはは」
そうだ セイレンのあの一言からだ
「童貞くんはキスすらした事無いんだろ はっお子ちゃまだな〜!」
酒の勢いで変な事を言い出すセイレン。もう慣れたけどさ……
「………僕は先に部屋に戻るよ 後はどうにかしてね」
めんどくさくなって僕は2階に逃げたんだ。
――――はずなんだけど
何故かエルザがついてきた。僕の方が先に入ったからエルザが扉を閉めた。その時 変な音がしたので振り向くとエルザが鍵を閉めていた。
「……なんで鍵なんか閉めたのさ クォークやジャッカルが入れないよ」
「クォークは今日城に泊まるし、ジャッカルはどうせ朝帰りだよ」
「それでも閉める必要は無いと思うんだけ「ユーリス」
「……なにさ」
「ユーリスって本当キスした事無いのかい?」
「…………エルザには関係無いでしょ」
「ふぅん」
と言いつつ僕の布団に腰掛けるエルザ。僕は明らかに嫌そうな顔をしてやる。なのにエルザはにこにことこちらを見ている。少々気持ち悪い。
「ユーリス した事無いんだったらさ …俺としてみない?」
「……………はぁ?」
思わず変な声出しちゃったじゃないか何を言い出すんだエルザは
「……ふざけてるでしょ 冗談言わないで」
「ははっ 冗談じゃ無いってば」
と言いつつ肩を掴み顔を近づけてくるエルザ。何故かさっきからの笑みが顔から消えてる。
「ちょ……ッや 離してよ…!」
ちゅ とかわいらしい音が聞こえた頃には目の前にはエルザの顔。ああ 本当にキスされてしまった。初めてなのにどうしてくれようか。
「……ツ!」
全力で唇を腕でなする。エルザはまたにこにことしていた。
「そんなに嫌だった?ふふ ユーリスかわいい。」
ゾワッとした。やばい気持ち悪い。エルザの腕から逃れようとするも逆に手首を掴まれて僕はどうしようも無くなる。
「っエルザ!離してよ!」
抵抗しようにも僕は剣士でも無いので力の差は歴然としている。結局されるがままで僕はどうすればいいんだ!
またエルザが顔を近づけてきて
ちゅ
と、またかわいらしく唇と唇を合わせられた。それもさっきよりもうんと長く。
「――――ッ!ふッ」
長くて息が続かない。苦しい。思わずゆるりと口を開けると待ち構えていたかの様にエルザの舌が侵入してきた。べろべろと歯を舐められ、唇を舐められる。
口内に他人の舌が入るとは気持ち悪いと初めて知ったや。時々ちゅうと吸いついてきて思わず息を飲む。さらにそのキスはどんどん深くなってゆく。俗に言うディープキスだ。
「んン………ふぁ……ッ」
くちゅくちゅと音が聞こえそうなぐらいの唾液が僕の口に溜まって、それが端から零れていく。僕はそれはそれは苦しくってとんとんとエルザの胸を叩く。そろそろ死にそうだ。エルザは漸く僕を解放した。僕の首もとに軽くキスマークをつけて。色々言いたい事はあるけど急に入ってきた酸素のせいで咳込む。先程まではあんなに欲しがっていたものなのだが。思わず涙目になる。僕の息が整うまでエルザはにこにことこちらを見ていた。やっと息が落ち着いて僕は低めの声でエルザに話しかける。
「………なにするのさ 最悪」
「ははっ ユーリスの初めてが俺だと思うと嬉しくなっちゃって。」
「……有り得ないんだけど 男とキスなんて おまけに変な所にキスしたりして ……気持ち悪い」
「んー でもユーリスも気持ち良さそうな顔してたけど?」
「は?わけわかんない どうしてそうなるの 僕はやめてとも言ったし気持ち悪いとも言ったんだよ」
ちらとさっきの事を思い出しても気持ち良いなんて思っちゃいなかった。でも、正直気持ち悪いとも思って無かった。どうしてかな。しばらくエルザが考えこんだ後に
「じゃあさ、もう一回してみない?」
なんて言い出すものだから今度こそはとおもいっきり顔を殴ってやった。
次の日たまたま鏡を見て見つけた赤い跡に恥ずかしくなってエルザを怒鳴りつけたのは言うまでもない。
(正直燃やしてやりたいぐらい恥ずかしい!!)
11.03.30
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「ふッ……んん」
僕は今エルザにキスされている。どうしてこうなったんだっけ。
「ユーリスって童貞だろ?ひゃはは」
そうだ セイレンのあの一言からだ
「童貞くんはキスすらした事無いんだろ はっお子ちゃまだな〜!」
酒の勢いで変な事を言い出すセイレン。もう慣れたけどさ……
「………僕は先に部屋に戻るよ 後はどうにかしてね」
めんどくさくなって僕は2階に逃げたんだ。
――――はずなんだけど
何故かエルザがついてきた。僕の方が先に入ったからエルザが扉を閉めた。その時 変な音がしたので振り向くとエルザが鍵を閉めていた。
「……なんで鍵なんか閉めたのさ クォークやジャッカルが入れないよ」
「クォークは今日城に泊まるし、ジャッカルはどうせ朝帰りだよ」
「それでも閉める必要は無いと思うんだけ「ユーリス」
「……なにさ」
「ユーリスって本当キスした事無いのかい?」
「…………エルザには関係無いでしょ」
「ふぅん」
と言いつつ僕の布団に腰掛けるエルザ。僕は明らかに嫌そうな顔をしてやる。なのにエルザはにこにことこちらを見ている。少々気持ち悪い。
「ユーリス した事無いんだったらさ …俺としてみない?」
「……………はぁ?」
思わず変な声出しちゃったじゃないか何を言い出すんだエルザは
「……ふざけてるでしょ 冗談言わないで」
「ははっ 冗談じゃ無いってば」
と言いつつ肩を掴み顔を近づけてくるエルザ。何故かさっきからの笑みが顔から消えてる。
「ちょ……ッや 離してよ…!」
ちゅ とかわいらしい音が聞こえた頃には目の前にはエルザの顔。ああ 本当にキスされてしまった。初めてなのにどうしてくれようか。
「……ツ!」
全力で唇を腕でなする。エルザはまたにこにことしていた。
「そんなに嫌だった?ふふ ユーリスかわいい。」
ゾワッとした。やばい気持ち悪い。エルザの腕から逃れようとするも逆に手首を掴まれて僕はどうしようも無くなる。
「っエルザ!離してよ!」
抵抗しようにも僕は剣士でも無いので力の差は歴然としている。結局されるがままで僕はどうすればいいんだ!
またエルザが顔を近づけてきて
ちゅ
と、またかわいらしく唇と唇を合わせられた。それもさっきよりもうんと長く。
「――――ッ!ふッ」
長くて息が続かない。苦しい。思わずゆるりと口を開けると待ち構えていたかの様にエルザの舌が侵入してきた。べろべろと歯を舐められ、唇を舐められる。
口内に他人の舌が入るとは気持ち悪いと初めて知ったや。時々ちゅうと吸いついてきて思わず息を飲む。さらにそのキスはどんどん深くなってゆく。俗に言うディープキスだ。
「んン………ふぁ……ッ」
くちゅくちゅと音が聞こえそうなぐらいの唾液が僕の口に溜まって、それが端から零れていく。僕はそれはそれは苦しくってとんとんとエルザの胸を叩く。そろそろ死にそうだ。エルザは漸く僕を解放した。僕の首もとに軽くキスマークをつけて。色々言いたい事はあるけど急に入ってきた酸素のせいで咳込む。先程まではあんなに欲しがっていたものなのだが。思わず涙目になる。僕の息が整うまでエルザはにこにことこちらを見ていた。やっと息が落ち着いて僕は低めの声でエルザに話しかける。
「………なにするのさ 最悪」
「ははっ ユーリスの初めてが俺だと思うと嬉しくなっちゃって。」
「……有り得ないんだけど 男とキスなんて おまけに変な所にキスしたりして ……気持ち悪い」
「んー でもユーリスも気持ち良さそうな顔してたけど?」
「は?わけわかんない どうしてそうなるの 僕はやめてとも言ったし気持ち悪いとも言ったんだよ」
ちらとさっきの事を思い出しても気持ち良いなんて思っちゃいなかった。でも、正直気持ち悪いとも思って無かった。どうしてかな。しばらくエルザが考えこんだ後に
「じゃあさ、もう一回してみない?」
なんて言い出すものだから今度こそはとおもいっきり顔を殴ってやった。
次の日たまたま鏡を見て見つけた赤い跡に恥ずかしくなってエルザを怒鳴りつけたのは言うまでもない。
(正直燃やしてやりたいぐらい恥ずかしい!!)
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