▼僕以外との会話は禁止


「ユー…、」

ユーリスがジャッカルと喋っていた。メンバーに溶け込みつつあるユーリスは話せば応じてくれるようになり、それなりに会話が弾むようになった。ジャッカルとは何やら魔法の話をしている模様。ふつふつと沸く怒りと異常な程の嫉妬。ジャッカルと話してるのも無視して俺はユーリスの腕を引き2階へ。

「ちょっと、エルザ!まだジャッカルと話のとちゅ…」
「煩い」
「エルザ!離してってば!」

ユーリスは抵抗して自身の方に体重をかけ腕を引く。少しそちら側に体を引かれるもユーリスの腕を離さず男部屋のドアを開けユーリスを投げ入れる。ユーリスは腕を引っ張られた痛みで涙目になっていた。尻餅をついて座りこんでいたユーリスを抱え自分のベットに下ろす。そしてユーリスの脚の上に乗る。当然ユーリスは身動きできなくなった。

「っ…おりてっ」
「やだよ」
「意味わかんないよ!いきなりなんなのさ!」
「ユーリスがジャッカルと話してたから」
「そんな理由…!?僕が誰と話してようが……」

ユーリスが話している間に首を絞める。途端、苦しいのか空いてる手で俺の絞める手を離させようとする。そんなユーリスの手がうざったくてユーリスの両手首を頭の上で押さえてキスを贈る。
暫くするとユーリスの抵抗が弱くなる、そこでキスを止め未だに首を絞めつつ言葉を発する。

「どう、ユーリス。苦しい?」
「ぅ………っげほ…」
「苦しいよね、」

意識が朦朧としてきたユーリスを解放し話し続ける。

「っ!げほげほっあ゛……ぅえ…は……」
「ユーリスが他人と喋らなければこんな事にはならなかったんだよ。ふふ」
「げほっ…そんなの無理っに決まってるじゃん… 任務もあるんだし は…」
「関係無いよ ユーリスは俺としか会話しちゃ駄目。」
「それはエルザの我が儘でしょ!」
「出来ないんだったらユーリスの首を絞めて声が出ないようにするだけだけ。」

先程行動に移した動作でユーリスを脅すと、よほど苦しかったせいかユーリスが怯む。怯えるユーリスもかわいい。

「まぁ今回は許してあげるよ。急だったしね。」
「ッ……」
「ふふっ 次喋った時のための首輪買わないとね。」
「!やだ……」
「じゃあ俺以外とは喋らないでね。」

よしよしとユーリスを撫でる。何か言いたげだったが飲み込んだのか大人しく撫でられていた。




しばらくして。

ユーリスが俺としか会話しない日々が続く中、久しぶりに任務へ。そして、クォークがユーリスへ魔法指示する。

「ユーリス、あそこのヒーラーに打ち込め!」
「ん、了解…… っ!」

思わずいつも通り対応してしまったユーリスがはっとしたようにこちらを向き怯えたような表情をむける。俺は戦闘中なので早く魔法を打つように促す。ユーリスは魔法を放った後もちらりちらりとこちらを向く。俺はユーリスとは真反対の笑顔でユーリスに応える。帰ったらユーリスに首輪を付けてあげなきゃ!


(君の口からこぼれる音は俺だけのものなんだ!)




11/04/24

なんとも言えない物ですがお題が気に入ったので…
黒エルザさんかっこいいです!惚れる!
愛が行き過ぎてるエルザさんはかわいい。
ユーリスはエルザの事好きなんだけど束縛する程独り占めしてほしい訳じゃないんです。
エルザの方が行き過ぎてるんです。

首輪と言うのはまあ非常に曖昧な物ですが付けるには首に穴を開けなければならない感じの奴で。
直接押さえて空気しか通らなくするんです。
今の技術があればできると信じてる。
大まかなイメージはゴッド/チャイ/ルドから。
医学的な話は長くなるので止めます。






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