実の弟であるコーンに恋した、いたって真面に言っているつもりだが頭がイカれたのか?と問いかけられても仕方がないと思う。
コーンは俺たち三つ子の末っ子だ。兄さん、と昔は呼ばれていたが今は名前で呼ばれている。それが妙に嬉しい。まるで一人の男として見てくれているようだ、なんてあり得もしないことを期待するかのように考える自分が正直嫌いだ。

トライバッヂを手に入れようと挑戦してきた奴を相手するため、俺の三つ子の兄であるデントが戦っているのをコーンと一緒に見物していた。コーンの横顔は綺麗で、ジム戦よりもこの横顔を見ていたほうがいいかもしれないと感じていたら、コーンが視線に気がついたようにこちらをみた。

「ポッド、どうしましたか?このコーンを見つめて」
「え、あ、いや…なんでもない…」

そうですか、となんとも呆気なくこちらをみるのをやめるコーンに少しだけがっかりした。いや、コーンはこう言う性格なのだしょうがない。それに、コーンと話すだけで言いたい言葉が溢れでてきて結局はなにも言えないでいる俺は、世間で言う『チキン』野郎なのだろうか

20101024
チキンリゾットの恋心
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タイトルとか適当です。まあ食べ物シリーズみたいな(ひゃー大変な誤字発見)

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