no nameと一緒に暮らし始めて4ヶ月、確信したことがある。
「no nameは、強引にされるのが好きだよね。」
疑問形ではなく、断定する口調に彼女はしどろもどろに否定の言葉を紡ぐ。
弾かれたように顔を上げたno nameの顔は真っ赤になっていた。
僕は必死に弁解しようとする彼女の可愛い口を塞ぐために、ちょっときつめに手首を握り引き寄せる。
片手で彼女の両手首をまとめて彼女を壁際に追い詰め、もう一方の手で頭を固定して逃げる手段を奪えば、no nameは大人しく、遠慮がちに深いキスに応えた。
ほら、やっぱり強引なのが好きなんでしょ。
ご褒美とばかりに頭を固定していた手で頭を撫でてやる。
キスはあくまで優しく、慣れないno nameが辛くならないように時折唇を離して彼女の限界を図る。
怖がらせたいわけではないから。
彼女にこうして快楽をゆっくり覚えこませるのは楽しかった。
唇を離せば、瞳を不安げに揺らしながらも、期待に頬を染めるno nameが僕を見上げている。
そんな様子の彼女に笑みをこぼしつつ、期待に応えるように行為を再開した。
M彼女
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