◆ 用語集 ***神の塔(かみのとう) ある程度の規模以上の村、街に存在する石造りの塔。 世界規模でどれも同じ外見をした塔であり、内装もほぼ同じ。 強襲時に軍人が寝泊まりしたり、テレポーテーションの間を通じて王宮からの物資を受け取るための場所となっている。 基本的に一般人は立ち入ることができなく、強襲時以外は解放されていないが、村長や市長などその地域の代表者は定期的に王宮へ報告書を出すことが義務づけられているので、例外的に塔の使用権がある。 (使用例)飢餓が心配されると報告した場合、即座に王宮から調査員がテレポートしてきて観察し、すぐさま必要物資が送られる 等。 ***強襲(きょうしゅう) 世界各地に跋扈する中級、下級モンスターたちが力を強め、どこからか現れた上級モンスターに率いられて街や人々を襲うこと。 月が紅双月に変わるのが始まりの合図であり、およそ5年間に及ぶ。 原則として、18歳以上で魔力持ちの人は必ず強襲に関わることになっている。モンスターに対抗できる力を有しているかどうかで戦場に立つかどうかは変わるが、後方支援や結界の意地のためにに魔力を提供するなど、魔力持ちの人は何かしら役目を負う。 18歳未満でも魔力が強ければ例外的に参加が認められる。 5年間という長い期間を戦い抜くために、戦いに参加する人と休息を取る人に分かれてローテーションする。(例:1カ月戦ったら次の1カ月を休み、代わりに休んでいた人が戦いに行く) 【フィルベルト基準の少し詳しい説明】 フィルが生まれる1週間程前に強襲終了 (便宜上フィル0歳) ↓ 平和な10年 ↓ 強襲開始・フィル10歳 ↓ 強襲終了・フィル15歳 ↓ 平和な10年 ↓ 強襲開始・フィル25歳 ***玉(ぎょく) 特殊な素材でできている透明な玉。大の大人の手のひらにすっぽりと収まるサイズ。 魔力の量に反応して色の変化を見せる。変化は紫、青、緑、黄緑、黄、橙、赤の順。 一定の速度で魔力を注がなければ綺麗なグラデーションをつくることができないので、魔力コントロールの練習に最適なもの。 アカデミーの中等部では教材として使われている。 ***紅双月(こうそうげつ) 紅に染まり、二つに分かれた月のこと。 これが強襲の始まりの合図となり、元の月に戻ったときが強襲終了の合図となる。 その期間はおよそ5年に渡る。 原理は不明だが、多くの学者がモンスターの魔力が増すのはこれの所為であると主張している。 ***魔法(まほう) 魔力を源として使われる力のこと。 魔力の応用をすることで、どの属性の人でも使用可能という『無属性の魔法』(テレポーテーションなど)も存在する。 ***魔力(まりょく) 極一部の人間とモンスターに宿る不思議な力。その源は魂にあるというのが一番有力な説である。 必ず属性を持つ。属性は火、水、雷、風、光、闇の6つ。前者4つはこの順に弱←強となっていて、円を描くようになっている。後者2つは互いに互いが弱点であり、強くもある。どちらが強いかは魔力量などで決まる。 光・闇の属性を人が持つことは稀。光・闇よりは確率が高いが、2つの属性を持つ者も稀である。しかしモンスターは必ず2つの属性を持ち、それは闇とその他もう1つである。 魔力は主に魔法に変換されてモンスターと戦う時に利用されるが、それ以外にも日常生活で魔力使用している場面が多い。魔力を上手く利用することで、自動で動く機械を作ったり、鞄の中を四次元にするなど物質の能力付加をしたりすることが可能。 しかし、量産できないため、魔力の籠った主に日常雑貨などの製品を買えるのは貴族などのお金に余裕がある層ばかりとなっている。 研究者は五万といるが、魔力について詳しいことは未だ分かっていない。魔力を応用して様々なことに使用していて、法則などは解明されてきてはいるが、原理は未だ不明。 現在分かっていることは、魔力を保有する者は持たぬ者よりも寿命が長く、老化が遅いということのみ。そして、それは魔力の大きさに比例する。 また、魔力には属性の他に性質があり、これについても詳しいことは分かっていない。 全く違う性質の魔力は混ざり合うことで膨大なエネルギーを作りだし、時にはこれによる大爆発事故が起こることもある。これによる高エネルギー開発や、戦闘への応用の実験が行われているが、今のところ有力なデータは出ていない。 実験と過去のデータから、水属性の者の魔力は中和剤になることや、血族の性質は似ていることが分かっている。 攻撃性が高い:炎・風・雷 防御性が高い:水 ***モンスター 一般的にいう怪物。定義は未だ曖昧。 必ず魔力を持ち、その属性は2つ。闇と他一つを持つ。 人間の何倍〜何十倍の身体能力を持つ。 知力の有無などで上級、中級、下級に分けられる。 中級、下級は知力を持たず、本能のままに生きている。 上級は知力を持ち、強襲の期間のみ現れる。強襲時以外にどこに潜んでいるかは不明。 ←Top |