憧れの貴方だから



「立向居!」
「円堂さん? どうしたんですか…」

息を切らしながら走ってきた円堂さんは難しそうな顔をしている。
それから何か躊躇った後、二の腕あたりの服を掴まれた。
どうしたんだろうと思うのもつかの間、一瞬で頭が真っ白になる。
俺と円堂さんの距離はほとんど無くて、頬にちょっとした感覚。
これって、頬っぺチュー、だ。

パッと離れた円堂さんはしどろもどろになりつつも顔を赤く染める。

「いや…、あの、木暮が……立向居が必殺技を身につけるには…って」
「……円堂さん!」

感動とか嬉しさとかいろいろな感情を堪えきれなくて、円堂さんを抱き締めた。

「俺、一生顔洗いません!」
「いや……、朝起きたら洗わなくちゃ汚いぞ」



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立円増えてええ
立向居が魔神ザハンドを覚えた最もな理由です




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