FF零式 | ナノ
眼鏡の破壊力
「、!」
「……ナマエ?」
「…………。」
「どうしたんだ、固まって。座らないのか?」
「……エース。どうしたの、それ。」
「それ? ……あぁ、眼鏡のことか?」
「似合いすぎて死ぬんだけど。」
「は?」
「え、何それ。ただでさえ整った顔立ちをしているのにそれに加えて眼鏡とかどういうオプションですか。え? そのまま白衣なんて着ちゃったら皆メロメロなお医者様になっちゃうじゃん! そしたらただでさせエース人気なのに更にファンとか倍増しちゃうじゃん! そうしたら私なんて皆の足元にも及ばず部屋の隅でエースを見てることしかできないじゃん! やめて、そんな目で私を見ないで死んじゃうよぉおおおお!!」
「…………。」
「そんな無言の睨みも素敵すぎるよぉおおおおおおお!!」
「……マザーのところでもいこう。これは幻覚だ、幻聴だ。」
「ま、待ってエース! 私を置いていかないで!! あああでもそんな目で私を見ないでえええええ!!」
「…………。」
.
マザー、ついに僕は幻覚を見てしまったよ。