まず最初に。

ヴレクールを最後まで読んでくださり、ありがとうございます!こんな後書きページにまで足を運んでいただき、心から感謝です!

改めて、ヴレクール完結となりました。

およそ1年間の連載になってしまいましたね。

当初は浮気という題材に、書くかどうかかなり悩みました。この題材で書いて平気だろうかと、1週間ほど散々悩んだ挙句、書くことを決意。こういう題材は初めてだったので挑戦したい気持ちもありました。

ですがやはり、題材が題材なだけに。

何度か拍手から中傷コメントや批判意見をいただきました。

それがパタリと止んだのは20話辺りからですね。何はともあれ今は完結までかけて良かったという気持ちでいっぱいです。

中傷コメントを余裕で上回る、皆さんからエールがあったからこそ、書くことが出来ました。
本当にありがとうございます。

15話程度で終わる予定が、気付けば30話。とても楽しく書くことができました。



さて、ここからは設定とか裏話という誰得コーナーです。



この連載においてリヴァイのテーマは重度の不器用さん。

多くの方が持つイメージとは真逆の彼にしてみましたが、いかがでしたでしょうか?

大好きなのに、伝え方が分からない。
他に取られたくないのに、触れ方が分からない。
想えば想うほど空回りして、相手を傷つける。

そんなイメージです。

人類最強の彼なんだから、一つぐらい苦手なものがあってもいいじゃない。っていう!笑

まあ、なんでしょうね。
枷が外れ、いろいろ吹っ切れた今、彼女に対する愛情が爆発していくんでしょうね…そりゃもう周りが引くくらい。

後半、リヴァイに対するエールのコメントが鬼のように増えたのがいい思い出。



今回のヒロインのテーマは
穏やか 謙虚 自己防衛
この3つがテーマになりました。

不器用なリヴァイに対し、謙虚過ぎる彼女。すれ違うのはお互い様な感じ。

気付かぬうちに自己防衛しており、これ以上傷付きたくない、という隠れた思いが余計に遠回りをさせた、というか。

今はもう「リヴァイ」と呼ぶことに抵抗は無く。穏やかに愛情表現しながら、リヴァイにくっついて行くことでしょう。





続いてナナバ。

15話で終わるつもりが、30話まで伸びることになった最大の原因です。

中性的なナナバは今回男性という方向で書いたのですが。

圧倒的支持率 笑。

当初は部屋をくれる仕事仲間というだけの設定でしたが、圧倒的支持率によりナナバを掘り下げる事が決定いたしました。

彼女の事が大好きで、大好きで。

慈愛や無償の愛だけなら、軽くリヴァイを上回るほどかと。

でも、いつも一番に想うのは彼女の幸せなので、自分が恋人になる事よりも、リヴァイと彼女の未来を願い、身を引くことを決意。

きっと、最後の最後まで彼女に告白はしないでしょう。家族愛にも似た無償の愛を向け続けます。

でもリヴァイがまた同じ過ちをしたら、その時は…。



ヴレクールはここで完結となりますが、番外編はまだ未定です。書くならその後の二人とかになると思いますが。

ナナバの支持率を考えると、ナナバをまた掘り下げてもいいかな?なんて笑



ということで。

最終話のアップが遅くなり、大変申し訳ありませんでした…orz

たくさんの人に支えられ、書いてきたヴレクール。これにて終幕とさせていただきます。

それでは、失礼いたします。



2013.07.14〜2014.08.17