コラボ | ナノ
「士乃、左の連中は任せる。
 お市、お前は右を。
 私はあいつと正面を、」


言われた瞬間、私達は夢ちゃんに任された敵へと斬りかかる

一歩踏み込んで敵に婆娑羅技食らわせようとしたら
首根っこ掴まれてずいっと引っ張るの誰だぁ!?

「主、君は安全な所に居ろ」
「そんな殺生な!!膝丸さん」

私も戦えます、戦いたいんです。
小さくパタパタして宙ぶらりんの体勢で抵抗してるけど足が微妙に着かない。
ええい、ままよ。無視して婆娑羅発動し、蛍丸が迎えようとしていた敵太刀3匹が
目の前で崩れて行った

「もう、主ってば」
「蛍ごめんね」

攻撃できるから襟首掴んで宙ぶらりんでも戦えますと、膝丸に笑ってみたら
深い溜め息と共に地面に降ろされた。

と、思ったら。膝丸が光世とハイタッチ?え、バトンタッチ?
光世に上半身を抱えられて、交代したのに気付いた。

「市はリレーの襷じゃありません」
「怪我したらどうする、帰ったら怒られるのは俺達だ」
「分かった、婆娑羅技だけ手出しする」
「お前は・・・」

すんごく微妙な顔されたけどぷいっと顔を逸らし
さー、やっちゃえとテンポよく消化していくと、出番が無くなると視線を頂いて
しおしおと闇の手をしまう。

光世の背に隠れ、うちの子達の戦いを眺めて

蛍が油断して転んだところで闇の婆娑羅の壁を張ると
キョトンとした顔で一瞬こっちを向いた。

「ありがとう、主」
「市」

蛍のお礼に手を振っていると、光世からの声が掛かって見上げると赤い瞳と目が合った。

「ん?」
「前線に出るのは反対だが、補佐する位ならいい」
「うん、分かった」

攻撃当たらない様に壁作ったりする許可は頂きました。
光世に引っ付きながら周囲の状況を確認し、攻撃を受けそうな子に壁作って、と

色々やらかして思った。

これもチートですよね。反省はしません。
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