もしも、お豊が鯖として召喚されたら

お豊鯖化
真名:島津豊久
クラス:セイバー

宝具名 ｢その太刀は我が同胞のために(Flow of drifters where going)｣
クラスがセイバーからバーサーカーにチェンジ、全てのステータスが大幅にアップ、野太刀片手に敵全体に攻撃をする

マスター
衛宮士乃

元金ピカだった多重転生者。お豊とはかなりの知り合い。
性別が男から女に変わったって性格は変わらない。
ただ、恋愛感情が摩耗した。だって中身は4000歳超えのBBAだもの。
相変わらずのメシウマ、チート。
人間に戻ったからか、バビロンもエアも使えなくなった。
代わりにまじゅちゅに特化する体質になり、主に投影まじゅちゅが大得意。UBW？大得意ですけど何か？


Fate/stay night ランサー襲撃回

見た、見た、見てしまった。
赤い槍を持った、一方的に見知ったあいつ…ランサーを見てしまった。
やばい、やばい、これはやばい、心臓穿たれるなんて真っ平御免だぞ！！

｢かくなる上は…！！｣

走って逃げながら、無我夢中で呪文を唱える。

｢素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ｣

｢閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」

｢―――――Anfang(セット)｣

｢――――――告げる｣

｢――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ｣

｢誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――！｣

｢させるかよ！！｣

ランサーがゲイ･ボルグを放つ。
間に合わない…！！

｢ちぇすとぉ！！｣

きぃん！！と槍が弾かれる。
目の前に広がる、眩いくらいの紅。
自分は、このサーヴァントを、知っている。

｢俺(おい)を呼んだんは貴様(きさん)か｣
｢っ、あぁ、あぁ！呼んだとも！！｣
｢そーか、呼ばれて推参した、セイバーじゃ｣
｢ちっ、呼んじまったのかよ｣

面倒くせー、と槍を拾ってぶつくさ呟くランサー。

｢っし、んじゃまぁ…逃げっど！！｣
｢おぉぉぉぉ！？｣

担がれて運ばれる。
ちょっと待て！！

｢私の家がどこか分かってるのかー！｣
｢分からん！！今は走っど！！｣
｢なんでさー！！｣

前途多難だぞ、これ。