Fateコラボ | ナノ
「クーフーリン貴様…そろそろ言峰綺礼の所へ帰ってはどうだ?」
「えー、お前が来いって言ったんだろ」
「だからと言って一週間も居座る奴が居るか馬鹿者が!!!」

ごちーん!!と骨と骨がぶつかる音がした。

「いってぇ!!」
「全く…」
「だってよー、ここに居れば金にも食料にも困らねぇだろ?何気に英雄王メシウマだし」
「サーヴァントがマスターの所に居なくてどうする」
「サーヴァントの面倒見ないマスターなんて俺は認めねぇ」
「しかし、魔力を与えてもらっている身としては守らねばなるまい」
「…ちっ、面倒くせぇなぁ」
「シオン、クーフーリンが帰るそうだ」
「は!?おいそんな事誰も(がしっ!!)!?」
「か・え・る・ん・だ・よ・な?」
「…はい」

頭を鷲掴みにして凄めば大人しく帰ると言うクーフーリン。
最初からそうしていればいいものを。

「クー、帰るの?」
「まぁな…世話になった」
「んーん、また来てね!!」
「おい、こいつは…」
「それはクーは悪くないもん。ステータスが悪いんだもん」
「あぁ…幸運E…」
「お前ら2人して酷いな!?」

若干涙目のクーフーリン。
本当の事を言っただけだろ。

「じゃあな!!」

と、玄関の扉に手をかけた、その時…

「っ!!」

クーフーリンが一瞬にして消え去る。

「クー!?」
「落ち着け、令呪で呼び戻されただけだ」
「でも、何で…」
「何かあったんだろうな。それこそ、言峰綺礼お得意の八極拳で対応出来ない何か、がな」
「っ、ギル…」
「何故助ける?あいつはシオンを狙ったんだぞ??」
「そうだけど…それでも!誰も死なせたくないし、傷付けたくないの!!!」
「…ふ、ふふ…ふはははははは!!!それでこそ我がマスターだ!!良いだろう、助けに行こう!」
「!!うんっ!!」

宝具庫から"天地乖離す開闢の星"を取り出す。

「しっかり捕まっていろよ」
「分かった!」

エアって向かえば、そこには傷だらけの言峰綺礼とアサシンのサーヴァント…あれは、女Ver.のハサンだな。
それと…え、いや誰??
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