神童君と付き合い始めて1週間
練習で中々予定が合わずデートが出来なかったりで寂しい日が続いた

そんなある日だった
神童君が私に声をかけて来た


『今週の土曜日なんだが空いてるか?』

と聞かれたので私は『何もないよ』と答えると神童君がーー

『 よかったら明日、俺の家にこないか?』

と誘われたのだった


_________

「お、お邪魔します」
「緊張しなくてもいいんだぞ」
「だ、だってぇ〜〜//」

神童は苦笑しながら祐奈の手を引いて部屋に案内する

祐奈は顔をほんのり赤くしながら俯くことしか出来なかった

暫くして部屋に着くと祐奈は驚きを隠せなかった

(さすが神童君の家だね。部屋もすごすぎ。何か私なんかが居ていいのかな)

祐奈は、そんなことを考えていると

「座らないのか?」
「えっ!」

神童はベッドに座っていてぽんぽんと叩いて座るように促す

祐奈は近づいてベッドに座る

「やっと来た」
「ご、ごめん。何かすごいなって思って」
「俺の部屋が?」
「う、うん。何か私が居たらいけないかなって思って」

祐奈は恥ずかしさと寂しさが溢れていた
すると

ぽすん

「え」
「祐奈の膝は気持ちいいな」
「な、な、な!!///」
「寝心地がいい」

祐奈の膝に神童の頭が乗せられた

「祐奈はここに居ていいんだ。俺の側を離れるな」
「神童君.......」
「祐奈は俺が嫌いなのか?」
「違う。好きだよ、神童君のこと」

祐奈はふるふると首を横に振る

「なら、ここに居ていいんだ」
「うん」
「やっぱり祐奈の膝はいいな」
「もう」

祐奈は、神童の頭を撫でる
気持ちいいのか神童は目を瞑る

「神童君?」
「..........」

(寝っちゃたのか。可愛いな)

祐奈は神童の頭を撫でながら呟く

「拓人君、好きだよ」
「やっと、名前呼んでくれたな」
「えっ...........あ!?」

神童は目を開けて祐奈を見る

「な、何で............寝てたんじゃ............」
「くす。途中からだけどな」
「(かぁぁぁ)///////」

祐奈はとっさに近くにあったクッションを持って顔を隠す

「祐奈、顔を見せて」
「い、嫌//」
「俺が見たい」
「うっ。む、無理///」

暫く沈黙が続いた
祐奈は気になってクッションから顔を離すと

がしっ

「え!」
「捕まえた」

クッションで顔を隠さないように腕を掴む

「あ///」
「その顔、反則」

神童は膝から頭を退かして祐奈にキスをした

「んっ///」

いきなりだったため祐奈は少し驚いたが目を瞑って応える

長いキスにだんだん耐えられなくなった祐奈は神童の胸板を叩く
それに気づいた神童は唇を離す

「っはぁ.......///」
「祐奈」
「あ、待って////」
「待てない」

そう言って神童はまたキスをする





久しぶりの休日
恋人の家に行ったらいきなりひざまくらをされたりキスをされたりだったけど

こんな休日も悪くない
















(ふ.........あ///)
(可愛い)
( うぅ〜神童君の馬鹿ぁ)
(名前で呼んで)
(え..............ん!?)



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