最近、私の彼氏である涼野風介とあえる時間が減りました
しかも、連絡が途絶えることも増え私は心配になりました
「風介君、何処にいるの?」
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「ね、ヒロト君。風介君と連絡とかしてる?」
「風介と?いや、最近は仕事が増えて連絡とかしてなかったな」
「そっか。じゃ、リュウジ君に聞いてもダメか」
「どうだろ?緑川」
「ん?何」って緑川がこちらに向かってきた
「リョウジ君、風介君と連絡とってる?」
「涼野?いや、最近はヒロトのせいで連絡してない。お日様園にはいないの?」
「それが私、お日様園がどこにあるか知らないの」
「もしかしたらお日様園にいるんじゃないかな?それにしても涼野は何で連絡しないの!」
緑川はここにはいない風介に怒っていた
「そうだよね。何で風介は祐奈に連絡しないんだか。祐奈、ちょっと待ってて」
そう言ってヒロトは携帯を取り出しカチカチとボタンを押してから耳に携帯を当てる
「あ、もしもし晴矢?」
『何だよ、ヒロト。今、こっちは忙しいんだよ』
「悪いね。そこに風介いる?」
『風介?いるけど』
「今すぐ祐奈ちゃんの携帯に電話するように言って」
『あ、あぁ。でも、あいつの携帯今、使えないぞ』
「はっ?」
いきなりヒロトは間抜けな声を出してしまった
その様子をじぃーとみる祐奈と緑川
「どうしたんだろ」
「さぁ?でもヒロトの顔を見るといるみたいだよ。涼野」
「うん。よかった」
緑川と祐奈はお互いの顔を見合わせ笑い合う
「どういうこと?」
『あいつ、携帯壊しやがったんだよ』
「はぁ〜じゃ、風介にここに来るように伝えて」
『おう、わかった』
「じゃ、切るよ」
『お前らさたまには帰って来いよな』
「そうだね。しかし、晴矢がそう言うなんて明日は雨かな?」
『テメー、帰ってきたらボコボコにしてやろうか』
ヒロトは笑いながら電話を切った
「晴矢に伝言頼んだから外で待ってるといいよ」
「うん。ありがと、ヒロト君。それにしても風介君と何で連絡取れなかったんだろう」
「晴矢が言うには携帯が壊れたらしいよ」
「あはは。涼野は馬鹿だな」
「ほんとだよ。全く、困った彼氏なんだから」
ヒロトも祐奈も緑川も呆れながら苦笑し、祐奈はヒロト達に別れを告げて外で風介を待つことにした
すると、遠くから足音が聞こえ祐奈は壁から身体を離して走る風介を見る
「祐奈」
「もぅ、心配したんだから」
「ああ。私は馬鹿だな」
「ほんとだよ」
祐奈は涙が目尻に溜まり風介に抱きつく
「馬鹿」
「そうだな。私は馬鹿だ。祐奈を心配させるなど絶対しないと決めたのにしてしまったな」
「もう、しないって約束して」
「ああ。もう、悲しませないよ」
祐奈は風介の腕の中で幸せそうに笑った
それから2人でお日様園に向かった
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風介の部屋に入るなり2人でベッドに座る
「風介君」
「なんだ?」
「キスして」
風介は祐奈の顔に近づきキスをする
軽い触れるだけのキスをして離れる
「軽いキスは嫌」
「くす。お前は我儘だな」
「誰のせいよ........っん!」
口を塞ぐように深いキスをする
「ん.......っ...........ふぁ//」
「んっ」
酸素を取り込むためにいったん離れると風介はまたキスをする
「んんっ!!」
風介と暫く会えない日が続いていたためか祐奈はもっと我儘になったり風介も離れていたため祐奈が足りなかった
2人はキスを終えるとベッドの上に寝転んだ
まだまだ足りない
キスして、もっと
(風介、好き)
(私もだ。祐奈)
((そうしてまたお互いの唇を重ねた))
END
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確かに恋だった お願いキスして10題の『あなたからキスして』
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