この気持ちを君に伝える方法(緑川)
「なぁ、ヒロト」
「何?緑川」
「俺、気になる奴いるんだけどこれって恋なのかな?」
「自覚はしてるの?」
「わからないんだ」
親友のヒロトにあの子のことを話した
「緑川」
「な、何?」
「それ、完全に恋だから」
ヒロトに一括されてしまった俺
さて、この気持ちをどうやって彼女に伝える
_________
SAID 祐奈
「風見」
「どうしたの?涼野君」
「頼む。私の代わりにあいつをどうにかしてくれ」
「へっ?」
私は涼野君に指を刺されている方へ向くとそこには頭を抱える緑川君がいた
「どうしたの?」
「お前のせいだからお前がどうにかしろ」
「い、意味がわからないんだけど」
「それに風見は緑川のことが好きなのだろ?なら、告白をしてこい」
「//////む、無理!!」
「はぁ〜まさか、2人がこんなに恋に疎いなんて思わなかったよ」
「ひゃ!ひ、ヒロト君」
私の隣にヒロト君が立っていて私は驚いてしまった
「風介の言うとおり祐奈ちゃんが緑川を元気づけてあげて」
「ヒロト君」
「私もヒロトに賛成だ」
「風介君」
私は2人に勇気をもらい緑川君の席へと行く
大丈夫だよ
2人がついているから
________
SAID 緑川
「はぁ〜ヒロトに相談したもののどうしたらいいんだ」
俺は悩んだ
恋を自覚したのはいいがどうやったら
頭を抱えているとふと気配を感じた
俺は恐る恐る顔をあげるとそこには俺の思い人の祐奈ちゃんが立っていた
「ゆ、ゆ、祐奈ちゃん!!」
「み、緑川君//あ、あのえっと.....」
あ〜かわいすぎる
だ、ダメだ!伝えなきゃ
でも俺は言葉より身体が動いてしまった
ぎゅ
「っ!!緑川君」
「ご、ごめん!俺、祐奈ちゃんが好きです」
大声で言うのが恥ずかしくて小声になっちゃったけど
抱きしめてるから皆には見られちゃったよね
「あ、あの!私も、緑川君が....................................好きです」
あ。今、なんていった?
祐奈ちゃんも好きって
じゃ、俺達って両想いになったの
嘘!すっごく嬉しいんだけど
抱きしめる力を緩め少しだけ体を離すと真っ赤な祐奈ちゃんがいて横をみると
「くすくす」
「な、な、な//」
「やっとくっついたのか」
笑うヒロトや顔を真っ赤にした南雲、そしてアイスを頬張る涼野の姿があった
あ〜俺、後悔しないでよかった
「祐奈ちゃん、大好き」
(わ、私も////)
((君はそう言って笑った))
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