初恋の人(神童)

俺は最近気になり出した人がいた

その人は俺と霧野と同じクラスで俺の隣の席だ

名前は【風見 祐奈】
風見は俺のことはどう思っているのだろうか?

そこで、幼馴染である霧野に相談を持ちかけた

________

「風見のこと?」
「あ、あぁ」
「神童にもやっと春が来たか」
「どういう意味だ」
「そのままの意味だよ」

霧野は笑いながら言う

「で、風見のことだよな」
「霧野は風見のことどう思う?」
「可愛いと思うぞ。それに風見もまんざらじゃないしな」
「?」
「風見も神童のこと『好き』ってことだよ」
「//そ、そうなのか?」
「あぁ」

神童は顔を赤らめながら霧野の席から窓側へ目線を向ける

その先には、本を読む祐奈の姿があった

「そうだ、風見をサッカー部の練習の見学に誘えばいいんじゃないか?」
「なっめ、迷惑にはならないか?」
「大丈夫だよ」

霧野に背中を押され神童は窓側の席に座っている祐奈に近づく

「風見さん」
「神童君?どうしたの」
「今日って風見さん、用事とかある?」
「ううん。ないよ」
「そ、そうかよかったらサッカー部の練習見にこないか?」
「サッカー部の?でも、迷惑にならない?」

祐奈は少し困った口調で話す

「そんなことはない。俺は嬉しい」
「あ//じゃ、見に行こうかな?」
「ほんとか」
「うん」

(おっ、上手くいったみたいだな神童の奴)

霧野は楽しそうに会話をする神童と祐奈の様子を見守っていた

__________

そして、放課後になりサッカー部の部員は練習を開始した

グランドの近くにある木に座って祐奈は神童達を見ていた

「監督さんが変わってるんだ...........あ、あれ?あの監督さんって円堂さんだ」

(そう言えば鬼道さんまでいる。うわぁ、これって風丸お兄ちゃんに知らせてあげよ)

祐奈は携帯を取り出してメールをする
それから携帯を前にして神童の姿を


カシャ

「神童君の写真撮っちゃた//」

祐奈は神童の写真を待ち受けにして携帯をしまう

(本人にばれないようにしなきゃ)

それから練習は終わり神童は祐奈の元に走って近づく

「お疲れ様」
「ありがとう」
「ううん。神童君、すっごくかっこよかったよ」
「//風見さんが見てくれたからさ」
「くすっ」
「送っていくよ。着替えて来るから待っててくれ」
「うん」

神童は早歩きになりながら部室にはいる

「よっ、風見」
「あ、霧野君」
「神童に告白すんのか?」
「わ、わかんないよ////」
「まぁ、頑張れよ」

霧野はそう言って部室へ向かう

__________

「ね、神童君」
「なんだ」
「あのね、答えにくかったら答えなくていいから。神童君は好きな人いる?」
「/////か、風見さん」
「ご、ごめん!少し気になったから」

(かなり気になってるけど///)

「いるよ。すっごく気になってる人。今日、その人にサッカーの練習を見てくれたんだ」
「え」

(そ、それは期待してもいいのかな?だって、それはーーーー)

「期待していいよ。俺は風見さんが好きだから」
「こ、心読めたの
「顔に出てる」
「うっ」

(私って顔に出やすいのかな?)

祐奈な自分の顔を触ろうとしたら神童がそれを阻止する

「神童君?」
「拓人って呼んでくれ祐奈」
「あ////た、拓人」

神童はそのまま祐奈の唇に自身の唇を重ねた

2人の初恋は見事にみのったのだった








(俺の初恋は君だよ)
(ほんと?私も拓人が初恋の人だよ)
(祐奈、好きだ)

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