「なんなんだ、これは・・・!」

隊長が緊急で収集されたと思ったら、
総隊長のおちゃめな(?)話に付き合わされてイライラしながら
執務室に戻ってくると、大きな真っ白い熊が自分の椅子に座っていた。

松本は先ほど「休憩に行ってきまぁす★」とスキップで出て行った。
つまりこの変なのを置いたのは松本ではないだろうということを考える。

熊に近づいてみると、それがぬいぐるみだということがわかった。

「・・・綺麗なものだ。」

これがぬいぐるみというものなのか。
初めてこんなに近くでみた。

そっとぬいぐるみに触れてみる。
ふかふかしていてとても肌触りがよい。
しかしこのまま椅子においておくわけにもいかない。
冬獅郎はおおきなぬいぐるみを持ち上げた。

「い、以外に重いものなんだな・・・。」

ずっしりと確かな重みを感じながら横にあるソファに座らせる。
ついでにと自分の体もソファにゆだねた。

ぽかぽかした気温と
横のぬいぐるみの包み込むような感覚が眠気を誘う。

気づけば冬獅郎は眠っていた。





「たいちょー、ただいま帰りましたぁ!」

両手に甘納豆の入った袋を提げて、乱菊は執務室の扉を開けた。
しかし「おかえり。」と言って欲しかった言葉は返ってこない。

「・・・あらら?」

よくみるとソファに白い熊が。
その熊に抱きつくように冬獅郎が年相応の表情で寝ている。

「ふふ、たいちょ、かわいーい!」

乱菊は顔を緩めた。


stuffed animal
(それはおおきな、しろいくま。)



*おまけ。

「・・・うぅん・・・まつもと?」

「おはようございます、隊長?」

「・・・おはよう、」

「ところで隊長、なぜぬいぐるみには抱きついているのに
私には抱きついてくれないんですか!?」

「・・・何言ってるんだ?松本。」


−−−−−キリトリ−−−−−
ごめんなさい、衝動書きです。
いろいろ訂正しないといけないと思うのですが
・・・気にしない、気にしない。


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