「ふー・・・ついたぁ。」

風丸が脱力したように言った。

「・・・ひとり暮らしだったんだね。」

吹雪は疲れているのに申し訳ないと思ったが、風丸に以外だと言うように言った。

「あぁ。俺、母さんと父さんと別々に暮らしてるんだよ。
自立しなさいってさ。」

「・・・家族いるんだね。」

「あぁ。吹雪、さっきの人は・・・?」

吹雪は風丸の質問に言いたくないような顔をした。
風丸はそのことに気づいてあわてて言った。

「あ、ごめん・・・関係ないよな。」

「・・・・さっきの人は山沢さん。あの人にあずかってもらってるんだ、僕。」

自分の問いに以外にも答えた吹雪に風丸は驚いた。

「あ、そ・・・そっか。・・・初めて答えてくれたな、吹雪。」

吹雪は別に、というように顔をそらした。

「泊まらせてもらうから。それくらいは話さないとね。
・・・さっきは何で急にあんなこと言ったの?」

次は風丸が黙る番だった。
しかし風丸はすぐに顔をあげて苦笑いした。

「自分でもよくわからなかったんだ・・・。ただ、」

「ただ・・・?」

「吹雪が帰りたくないみたいだったから、かな。
・・・ごめんな、勝手にあんなこと言って。」

吹雪は驚いた。
初めて人にこんなことを言われた。

「どうせ、家に帰らないといけないんだけど。
・・・・・・・でも、ありがとう。」

「いや、俺もちゃんと吹雪と話したいなって思ってたから。」

「風丸君、変わってる。僕と話したいなんて。君も嫌われちゃうよ?」

くすくす笑う吹雪を風丸は初めて見た。
その笑顔は年齢相応の表情だった。

「嫌われてもいいさ。友達のためなら。」

「・・・・・・・・・・・・・・・ともだち・・・。」

「あぁ。」

久しぶりに言われた言葉を吹雪は何度も呟いた。




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反省

話が・・・話が進まない〜!!!
誰か、文才をください。。。
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