ちょこれいと、あまい。あまい。 | ナノ

ちょこれいと
※なんだかありえなさそうな話です。
リザエド。


今日は久しぶりにエドワード君とお買い物。
ふと横をみると見慣れた赤いコートが見当たらない。
・・・あら?
エドワード君がいない・・・?
きょろきょろあたりを見回して探していると
・・・いたわ。
有名なチョコレート店の前、綺麗な金色の髪によく似合う
赤いコートを着た少年。

その後ろ姿はいつものように大人になろうと頑張っている背中でも、
時折みせる儚い姿でもなくて。
周りからお花があふれでそうな背中だった。

それを嬉しく思いながら、そっと横に立つ。
リザ「どうしたの?」
聞いてみると彼はびく、と驚いて綺麗な金色の目を
こちらに向け、ショウウィンドウを指さした。
エド「ねぇ、中尉?これ・・・何???」
その目は本当に何も知らないよ、と言っているようだった。

エドワード君でも知らないものってあるのね。と思いながら
彼が指差したものをみるとチョコレートで。
リザ「これはチョコレートというお菓子よ。疲れている時にこれを食べると
疲れがとれるのよ。」
エドワード君はそれを聞くと何か新しいおもちゃをもらったように
キラキラと目を輝かせている。
エド「ちょこ・・・れいと・・・」
・・・・そうだわ。
リザ「ちょっとまってて。」
エド「え・・・??」
私は困惑しているエドワード君をその場において
チョコレート店に入った。

戻ってきた私にどうしたのだろうという目でみている
エドワード君にチョコレートをひとつ。
エド「・・・、いい・・・の?」
まるで不思議な、大切なものをもつように
チョコレートを持って彼は私にきいてきた。
リザ「そうよ。でも、早くたべないと溶けちゃうのよ??それ。」
なんて少し脅かすとびっくりしたようで急いで口の中に入れていた。
とたんにさっきまでの驚きが嘘のようにぱぁっとお花がでてきて。
子供らしい笑顔で。
エド「おいしい!!」
なんていうから嬉しくて嬉しくて。
「ありがとう」という姿が可愛くて。
同時にもっとこんな子供らしい姿でいてほしくて
「よかったわ。」なんて言った。


*ちょこれいと(それは、はじめての子供の味)


リザ「また買ってあげるわね。」
エド「本当!?」

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リザエド好きです。
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