La Sua memoria―君の記憶―


私は鏡。虚実と願いを映しましょう。完成品にして欠落品。どちらであるかは願い次第。私を夢想に縛る者、全ては貴殿の御随意に。天と楽士が望みしは、果たして如何なる後天か。私は鏡。瞞と誠と共に在り、私を殺す道化師なり。


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定められた異端者

出会いは卯月










廻り巡る指針が狂う。
何が正しく何が可笑しい。何を捨てて何を遺そう。
戻るは無意味。進むは愚行。
取捨選択の果てに何を得よう。
願いは何か想いは何か。
自問自答の先にある、たった一つを望むのか。

廻り巡る指針を選ぶ。
壊れた語りの結末を、鏡を壊して望みましょう。









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