※生理ネタ注意。
瀬名→守沢→朔間(凛)


◆瀬名泉

「あぁ〜……うぅ…」
「ちょっと、さっきからあーだのうーだの、うるさいんだけど。一体何なの?」
「すみません…今日、体が辛くて…」
「え、あんた具合悪いの?風邪とか?」
「いえ、生理です」
「ちょっと!あんた一応女の子なんだから恥じらいくらい持ちなよねぇ!!」
「え?あ、すみません…あたたたた」
「ちょ、そ、そんなに痛いんだ?…ほら、ここ横になって良いから」
「なんと…瀬名先輩が膝枕を…」
「今回だけ特別だからねぇ。この俺がゆうくん以外に膝枕するなんて今後一生有り得ないから」
「真くんがそこに寝転ぶとは思えませんがそれは置いといて…、それでは遠慮なく。よっこらせ」
「重っ!!リクライニングソファ感覚で座るな!膝枕なんだから頭乗せるに決まってるでしょ!?バカなんじゃないの!」
「あ、そうでしたね、すみません…あたたたた……」
「ちょ、わ、わかったから。ほら、座るのでも良いから楽な態勢にしなよ」
「すみません…じゃあ瀬名先輩の膝に座っても良いですか?」
「まぁ、良いけど。ほらおいで」
「ふふ、ありがとうございます。あ〜背中に瀬名先輩の温度を感じてとっても落ち着きます」
「彼女じゃなかったらこんなことしてあげないんだから、感謝しなよねぇ」
「はい、先輩の彼女で幸せです。あの、後ろからぎゅってしてくれませんか?」
「はぁ?そんな恥ずかしいこと出来るわけないでしょ」
「そうですよね……あたたたたたたた…!」
「わ、わかったから!ほら!」
「うふふ…漫画で読んで憧れてたこの態勢を瀬名先輩と出来るなんて。先輩いつも全然イチャイチャしてくれないんですもん…」
「当たり前でしょ。knightsやクラスメイトに見られたらどんだけ俺がイジられると思ってんの」
「イジられてる先輩も素敵ですよ。あの、耳元で好きって言ってくれたり…しませんか…?」
「するわけないでしょ!いい加減にしなよねぇ!」
「うぅ…!瀬名先輩の声がお腹に響いて…あ〜たたたたたたた…!!」
「え、ちょ、ちょっとなまえ!わかった、わかったから!」
「瀬名先輩…うぅ……」
「す……、す……!」
「………(ドキドキ)」
「……す、…くっ、」
「先輩、頑張って!」
「〜〜〜〜あーやっぱり無理!こんな恥ずかしいことできるわけないでしょ!」
「大丈夫です、先輩ならできます!ほら、あたたたた…!ほら見て、あたたたた…!」
「…………」
「あたたたた……、痛っ!!ちょ、何で叩くんですか!」
「…あんた、本当はお腹痛くないんでしょ。この俺を騙すとか、なまえのくせにちょ〜うざい…」
「い、いやいや、私は別に…」
「こんだけ恥ずかしいマネさせといて、タダで帰れると思わないでよ?」
「ひぃっ!」
「はい、今から俺の家に連れて行くから罰として俺の荷物も持って。あんたにはもっともっと恥ずかしいことさせてやるから、覚悟してなねぇ」
「ややっ、私ほんとに生理…!」
「本当に生理かもしっかりとこの目で確かめてあげるから。ふふ、ほら行くよ〜」
「ひぃぃぃごめんなさいごめんなさい許してください!もうしませんから許してください〜!!」


◆守沢千秋

「なまえおはよう!今日も良い天気で気持ちが良いなぁ、はっはっは!」
「あぁ…千秋おはよ〜…」
「む、どうした?いつもより顔色が悪いな。具合でも悪いのか?」
「うん、ちょっとね…」
「風邪か?まさか熱でもあるのか!?」
「いや、風邪じゃないんだけど…。でも微熱はあるかな」
「なんだと!?微熱は立派な熱じゃないか!風邪じゃないとなると、何か病気でもかかっているのでは…」
「いやいや、そんな深刻なものじゃないから大丈夫だよ」
「大丈夫なわけあるか!大事ななまえがこんなに辛そうにしているのに、ヒーローとして…いや恋人として放っておく訳にはいかないぞ!」
「千秋、ありがとね。でも、本当に大丈夫だから…」
「いや、駄目だ。このままでは心配だから、今から一緒に病院へ行こう!」
「は!?ちょ、ちょっと…」
「ここから病院までは遠いから、いっそのこと救急車を呼ぶか!えーと、困った時の119番…」
「ちょ、待て待て待て!だ、大丈夫だから!私ね、今アレなの!」
「ん?アレ……?」
「そう、アレ!」
「アレ……とは何だ?」
「えっと、その…女の子の日ってこと」
「何言ってるんだ、雛祭りは3月3日だぞ!?やはり病気で頭が回っていないのでは…困った時の119番…!」
「ちゃうわ!だ、だから、その…女の子なら毎月来るやつ!分かるでしょ!」
「…………あぁ、そうか!生理か!!」
「ぎゃあっ!」
「そうだろ!?生理だろ!当たりだろ!!」
「ここここ声がでかい!」
「そうかそうか、なまえは生理だったのか!それは辛いな…いや、俺は生理とは無縁なので生理の辛さは正直分からないが、きっととても辛いのだろう…だって血が出るんだろう!?生理は!!」
「でかい声で生理を連呼するな!」
「病院に行ったところで生理が終わるわけでも無いだろうし、厄介なものだな生理とは!これぞまさに悪…、ヒーローとして生理を放ってはおけない!」
「ちょっと!人の話聞いてる!?」
「なまえを痛みつける生理め!姿形は見えずとも、この守沢千秋、断じて生理を許さんぞ!なまえ、生理の辛さを楽にするために、俺に何か出来ることはないか!?」
「とりあえず全力で顔面殴らせろ!!」


◆朔間凛月

「んー……くんくん」
「り、凛月?どうしたの?」
「…なまえ、今日生理でしょ」
「んなっ、な、何で知って…!」
「血の臭いがする。普通の血じゃなくて、これは女の子だけの血の臭い」
「ちょ、ちょっと、そういうこと言わないでよ…。それに、そんなに臭うなら恥ずかしいから、今日はあまり近くに来ちゃ駄目!」
「えー、何で?俺はなまえのこの臭いが大好物なんだよね。まるで男を興奮させる香水のよう…♪」
「ひー、やめてやめて!」
「生理の時に吸う血って、普段の何倍も美味しくなるんだよね。凄く甘くなってさ……あ〜なまえの血が欲しい」
「やだよ、只でさえ貧血気味なのに、血を吸われたら倒れちゃうよ」
「うーん、そっか、それは駄目だね。ま〜くんにも怒られちゃう…。そうだ、じゃあなまえのいらない血をもらえば良いんじゃない?」
「は?いらない血…?」
「うんうん、いらない血を俺が特別に引き取ってあげよう〜」
「いらない血なんてあるわけないじゃん!もう、凛月ったら意味わかんないこと言わないでよね」
「ふふ、意味ならすぐに分かるよ」
「ん?ちょ、何で押し倒してんの!?」
「〜〜〜〜♪」
「ぎゃー!服を脱がすな!いま生理だって言ってるじゃん!」
「もー、うるさいなぁ…。だから、いらない血でしょ?」
「…………はっ!!」
「これなら血を奪ってる訳じゃないじゃん。なまえが不要になって排出してる血を俺が自主回収〜。まさに一石二鳥」
「へ、へへへ変態!!」
「あ、失礼だなぁ…。ちょっとムカついたから本気出しちゃおうかな」
「やめてやめて!生理の姿を人に晒すなんて、もうお嫁に行けなくなる…!」
「どうして?なまえは俺のところにお嫁に来るんだから、どんな姿を晒しても気にしなくて大丈夫だよ。…それとも、俺のお嫁さんになるのは嫌なの?」
「い、嫌…じゃないよ。凛月のこと、一番好きだもん……」
「なまえ……」
「凛月……」
「…それでは、遠慮なく」
「ぎゃー!!それとこれとは別!あぁ、いつの間にか服が!」
「いただきま〜〜〜くん♪」
「真緒に謝れぇぇぇ!!」




※下品ですみません。

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