「皆集まったかな…コホン。はい、ちゅーもーく!」
ア「どうしたのこんな所に呼び出して」
「いやね、たまには皆でお話したいなって思って企画しちゃいました!その名も『ざわざわ会議』!」
カ「何だよそれ…」
「良い質問ですね、カイジ君!ざわざわ会議とは、色んな事をまったりお話する緩ーい会議の事なのです!」
カ「別に会議じゃなくても座談会とか色々あったんじゃ…」
「もう、水を差さないでよ。それでは今回のお題。『ゴールデンウィークの過ごし方』!」
ア「結構まともな話題だね」
「はい、先ずは…零から!」
零「オレ?んー、何時も通り図書館にいるかな」
カ「おぉ、さすが秀才…」
「やっぱり進学校だから宿題も夏休み並にあったりするの?」
零「まぁ出るには出るけど、課題は学校で済ませちゃうから図書館では自習するだけ」
「ちょ、聞きましたか今の」
カ「宿題は家に持ち帰らない主義ってやつか。リアルに言ってるの初めて聞いた…」
ア「カイジさんとは大違いだね」
カ「うるせーぞアカギ!」
「ま、まぁまぁ…えぇと、じゃあ次は涯ね」
涯「…読書とか、体鍛えたりとかする、だけ」
「さすが年間読本数300冊の涯さん!マジパネェっす!」
涯「公式でそんな事言ってたっけ…」
「いや知らないけど、そんなイメージ」
涯「はぁ」
ア「カイジさんは年間500冊のエロ本を読んでるんだよね」
「うわぁ…」
涯「うわぁ…」
零「煩悩の塊…」
カ「ばっ…んな訳ねぇだろっ!いい加減な事言うなよっ…!」
「はいでは次は煩悩の塊のカイジ君」
カ「あのなぁ…!オレは健全にバイt
ア「カイジさんは年中ゴールデンウィークだからこのお題はあまり良くないと思うよ」
「あ、そっか!ごめんね、気が利かなくて…じゃあどうしよう、何にしたら良いかな…」
零「どうやったらそんな大人になれるの?とかは?」
「おっとこれはグサリと来る質問だ!さぁカイジ、どう答える!」
カ「ぐっ…!オレだって好きでこんな人生送ってる訳じゃ…!」
涯「あ、泣きそう」
零「泣くの?泣いちゃうの?大の大人が?」
ア「クク…五流だ…」
カ「くそ…くそっ…!(ボロ…ボロ…)」
「…(なんか哀れだ)」
「カイジ君が再起不能になったので、次はアカギだね」
ア「特にこれといった予定は無いかな…そういうあんたは何か無いの?」
「わ、私?そう言われると、まだ先の話だし分かんないなぁ…」
零・涯「(この企画の意味…!)」
ア「なら都合が良い…」
「?」
ア「折角の長期休暇なんだ、何処か出掛けないか?遠出して泊まりでさ」
「えっ」
零・涯「!?」
カ「ちょっと待ったー!!」
「うわ、起きた」
ア「チッ…まだ寝てれば良いものの」
カ「オレ、いつも暇してるから、たまには相手してくれよ。金無いからオレの家くらいしか遊ぶ場所無いけど泊まってくれても全然構わないし」
零・涯「(開き直るなんて…流石ニート)」
「えぇ?いきなり言われてもなぁ…」
零「ね、いつも勉強ばかりじゃ疲れるしたまには息抜きに付き合ってよ。最近オープンしたテーマパークのチケット貰ったんだけど行く相手いなくてさ、良かったら一緒に行かない?」
「え、ホント?行きたい!」
ア・カ「(やられた…!)」
涯「え、映画とかは、どうですか」
「あ、良いねそれ。最近観たいのいっぱいあるからなー」
ア・カ・零「(奥手攻撃…!侮れないっ…!)」
?「すまない、遅くなっちまった」
一同「あっ…!」
「銀さん!」
カ「平井銀二…!」
ア「…何の用だ」
零・涯「(なんかもう展開がベタ過ぎてどうでもいい…)」
「ちょっと、そんな言い方しないでよ。私が呼んだの!
もう、遅かったじゃないですか。もうすぐ会議終わっちゃいますよ?」
銀「あぁ、悪かった。ちょっと今回の依頼の事で立て込んじまってな」
「まぁ、来てくれたから、もう良いですけど…」
銀「そう拗ねるなって。そうだ、腹減ってないか?」
「お腹ですか?まぁそれなりに…」
銀「最近良い店を見付けてな。
…もし宜しければ、今から行きませんか?お嬢様」
「い、行きます!!」
ア・カ「え」
「ごめん皆、さっきの話はまた後でね!」
カ「ちょ、ちょっと…!」
ブロロロロ…
カ「…行っちまった」
ア「(今は駄目だ…今から34年後…オレはあんたを撃つ)」
零「…もうあっちの二人は放っといて、オレ達がまとめちゃって良いのかな?」
涯「皆様、有意義なゴールデンウィークをお過ごし下さいね」