ずっと貴方のその大きな背中に守られてきました。
いつも貴方のその無骨な手に支えられてきました。


何より貴方のその優しい笑顔が大好きでした。


でもその笑顔は私には向けられていないのです。
貴方の中に私はいないのです。
貴方の中にはいつも千鶴ちゃんがいて。
貴方のその瞳にはいつも千鶴ちゃんがうつっている。


そんなことは、わかっていました。


でも、原田さん。
きかせてください。


その瞳に私はうつっていますか?




(一瞬でも貴方のその瞳に私はうつることはできていたでしょうか?)






*PREV END#

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