向日葵みたいな君に恋した | ナノ





『先ずはカントーだよねー
一番遠いけど寄らないとグリーン怒りそう この子には悪いけどカントーまで行くしかないよね』

モンスターボール片手にぼそぼそ呟くソラ、どこの地方に行くか迷っていたようだ。

「あーっ
もしかしてもしかするかもー!」

特徴的な喋り方で叫ぶ、

『ん あ、』

それに反応して振り返るソラ。

「ソラだーっ」
『え ハルカちゃん』
「凄く久しぶりっ」
『そうだねっ
あ、バシャーモは元気?』

えへと笑いながら言うソラ。

「元気すぎて困るくらい元気かも」
『そっか ならよかったっ』

「うん、で ソラは何してるの?
もしかしてまた 放浪癖ー?」

『え、 あ うんっ まぁー』

視線を泳がせまくるソラ。何時もの近辺の地方に行くなら問題はないのだがイッシュでしかも長期とあらば怒られるに決まっている。


「何か隠してるでしょ」

『かっ隠してないもん』

「ほら隠してるっ ソラは隠し事したり嘘ついたら絶対語尾が子供っぽくなるかもっ」

『う、うそ 気づかなかった』

「で、なに?正直に言いなさい!」

『ち 長期で旅してくる』

「どこに」

『‥‥、 ュ地方』

「どーこーにー」

『イッシュ地方ですー!』

「はああああ!?
なんで黙ってたの それっ」

『ハルカちゃんとユウキくんには手紙とかで知らせようかなぁて、』

「ばかっ そんなの尚更駄目に決まってるかも」

『だってハルカちゃん絶対反対するからっ
ユウキくんも最近ハルカちゃん化してきたから』

「だからって何で手紙なのっ
て言うかソラは反対されたって行くかも」

『そりゃあ、まぁ』

頬をかき目を逸らすソラ。

「ダイゴさんはいいって?」

怒りがおさまったのか冷静に聞くハルカ。

『うん、でも帰ってこいって』

「そう じゃあいいんじゃないのー」

『え 、』

「ダイゴさんがソラの保護者であり一番の理解者のダイゴさんがいいなら 止めない」

先程とは打って変わって笑顔で言うハルカ

「ユウキにはこっちから言っておくけど ちゃんと手紙書くこと!いーい?」

『もちろんっ』

「よしっ
じゃあ いってらっしゃい」

『いってきます』






(なんだかハルカちゃんおねちゃんみたい)
(ソラは子供っぽすぎかも)











「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -