向日葵みたいな君に恋した | ナノ





「はい、ハッピーバースデイ」

ケースに入ったタマゴを渡すダイゴ

『ん?ダイゴさん 誰か誕生日なんですか』

渡されたタマゴとダイゴを交互に見ながら問いかけるソラ

「自分の誕生日忘れてたのかい?」

『あぁっ わたし誕生日だ』

「普通忘れるかな、」

『いやぁ みんなの誕生日やポケモンを捕まえた日なら覚えてるんですよー』

「頭の中重量オーバーなんじゃあ 」

『でも自分の誕生日覚えていなくても 良さそうです』

貰ったタマゴのケースを抱きすくめる

「どうしてだい」
『だって ダイゴさんが覚えてくれてるじゃないですかっ
毎年プレゼントをくれるので とても覚えやすいです!』

えへっえへ、と笑うソラ。

「それなのに毎年毎年忘れてるのは誰だったかなー」
『わたしじゃないです』

あからさまに目を逸らして言うソラに苦笑いなダイゴだがわざと少し眉間にシワを寄せ腰に手をあて言った

「こらっ」
『えへへ』
「じゃあ 」

『?』

「きちんと覚えてもらう為に
もっとちゃんとしたプレゼントがいいかな」

『いいですよー
わたしタマゴとかの方がいいです』

「ネックレスとか そういうのは」

『いいですよ、そんなっ
それにタマゴが一番嬉しいです
ポケモン達の可愛い子供ですし
この子の親変わりにならなきゃって大切に育てるんだって
なんか力湧いてきちゃって、』

「ソラには着飾るものは必要なさそうだね」

『はい、
多分無くしますよわたし』

「確かに そうだね、」

『あっ そういえば
ネックレスって 、』














(自分の所有物の印って意味があるんですよ)
(うん プレゼントしない方がいいね)



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