短編 | ナノ
名前&新羅→セルティ





「『セルティ!抱きしめて!池袋の果てまで!』」

家に帰ったら両腕を開く馬鹿が二人居た。

「痛ッ!セルティ!愛が痛いよ!」

新羅だけ殴っておいた。

『ざまぁ!新羅兄!さぁ!セルティ!わたしの腕の中へー!』

兄妹でそっくりな性格で困る。
流石に女の子を殴るわけにもいかない。

《いつこっちに来たんだ?》

取り敢えず無視をした。


『いやんっスルーなのね!
まぁいいや!セルティが可愛いから許す!
今日来たばかりよ!パパが嫌で逃げて来たの、あんなガスマスク着けてる変態いやだもん!』

《そうか、住むところはあるのか?》


『ないよーだからここに住んでいいかなー?新羅兄はいいって言ってるんだけど‥‥』

《私は構わないよ
私だって住ませてもらってる身だからな》

「何を言ってるんだいセルティ!
ここは僕とセルティの家じゃないか」

『違うわよ!今日からわたしとセルティの愛の巣よ!
新羅兄さようなら!臨也くん家にでも住めばいいんじゃない?』

「流石僕の妹っ
どこに住めばいいのか?と言う質問すらさせてくれないっ!」

『アーハハハハッ完全無欠と呼びなさい!』

《近所に迷惑だぞ》

『「はーい」』

「ねぇ、名前」

『何ー?』

「久々に会ったことだし一緒にお風呂で‥イタッ!」

『変態が』
《妹に何するつもりだ貴様?!》

「いやいや、お兄ちゃんは妹の成長を《新羅そんなに死にたいのか》

「じ、冗談だよ!」

『我が兄ながら可哀相な頭ね‥‥
じゃあ、わたしはセルティとお風呂入るから!ばいばーい!』

「えっ!ちょっセルティ!なんで?!僕とは駄目なのに!」

『愛の力よ!』
《お前は男だろ‥‥》

「セルティぃぃいいっ」

いきなり泣き出す新羅。
何なんだこいつは‥‥


《い、一緒に寝るのならいいぞ》

「セ、セルティ!ありがとう!」

『ちょっとぉ、二人でいちゃつかないでくれないかなー?』

私に抱き着く名前。
妬いてるのだろうか、少し膨れっ面だ。

《安心しろ、名前
新羅は》
『セルティ!わたしはセルティが新羅兄に取られるのが嫌なの!』

「大丈夫だよ、名前
お兄ちゃんはいつまでも名前のお兄ちゃ、グハッ」

『だから人の話聞こうね?
おにーぃちゃん』

ニッコリ笑いながら新羅の顔面を殴る名前。
この性格は父親にも新羅にも似てないな‥‥、













性行淑均な妹と
三角関係

(性行淑均?誰が?)
(妹ってついてんだからわたしよ)
(性行淑均‥?)










2010.05.18
新羅に四字熟語を言わせるを諦めました^q^
取り敢えず妹が言ってればいいよ



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -