短編 | ナノ

「ナマエすきだー」

ぎゅっ

『あーはいはい わかった
わかったから離れろ 歩きづらい』

面倒臭い礼拝をバレないように抜けだしてきたと思ったのに 何故だかダンタリオンにバレている そして後ろから抱き着かれている
俺はウイリアムのように礼拝中にバレないように寝ることは出来ない だから最近は抜けだし 終わる頃に帰ってくるようにしている

「ナマエー」

『なんだ』

だが 今回はどうも邪魔な奴がいる。木陰にでも行って寝るつもりだったが、

「愛してる、」

このあほが居たら襲われかねない 寝るのは諦めるか

『わかった わかった』

「おいっ本当にわかってるのか!」

『ああ もちろん
ていうかお前 ウイリアムの傍にいなくていいのか
シトリーだっているし 大丈夫なのか』

「流石に生徒が大勢いる礼拝中に狙う奴はいないだろう」

『、そうか』

畜生 やっぱり追い返すのは無理か

「それに こんな時位好きな奴といたいだろ」

『は、今なん、 』

いきなりダンタリオンが止まったかと思うと 俺の服を手が真っ白になるくらい掴んでいた

「あんまり 一緒に、いれないじゃないか」

なんだこの胸がきゅんっとなる感じ こいつってこんなに弱々しかったか、本当調子狂うわ

『よしっダンタリオン 寝るか』

「は え、」

『今日は徹底的にサボるぞー』

「いやでもウイリアムが、」

『たまにはウイリアムのことは忘れてさ、』










(全く礼拝中に抜け出して昼寝だとっ)
(君だって似たようなもんだよ)










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ダンタリオンはすはす

20110903*



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