短編 | ナノ
※主=狩魔姉で検事



成歩堂さんが車にはねられと聞いて面会に来ている みぬきちゃんと俺 本当は事件について聞き込みに来たのだが何故か

「ねぇ ねぇパパー
パパの好きだった人って誰なのー」

成歩堂さんの好きだった人の話になっていた

「すごく美人な検事さんだよ」

「もーっ
さっきからそればっかり!
オドロキさんからも何とか言ってくださいよっ」

「、みぬきちゃん まずは事件について」

「オドロキさんもそればっかり!
少しくらいいいじゃないですかっ」

「‥‥‥はぁ 少しだけだよ、
 成歩堂さんも他に言ってあげればいいじゃないですか 」

「言ってもわかんないよ 今彼女海外だし」

苦笑しながら言う成歩堂さん、寂しそうに見えるのは気のせいだろうか

「えーでも 刑事さんや検事さんに聞けばわかるよっ」

「えー まぁイトノコ刑事に聞けばわかるけど」

「ほらーっ だからパパ!!
名前教えてよっ この際苗字だけでもいいから ねっ」

「うーん 苗字だけだったら多分わからないよ」

「なんでー」

「だってイトノコ刑事が知ってる検事に彼女の苗字は三人いるからね」

「あ、彼女あわせて三人だから」と付け加えていう成歩堂さん

「じゃあ田中とか佐藤とかなの」


「いいや 逆に珍しすぎる名前だよ」

「えー もうっみぬきわかんない!」

うわあああ、とかきいいい、とか言いながら成歩堂さんのベッドに顔を埋めるみぬきちゃん さあそろそろ諦めてくれ


『  、狩魔』

「え、」
「へ、」

病室のドアの方から知らない声が聞こえたから そっちを向いてみると

『その人の苗字 狩魔じゃないかしら』

花束を持った美人がいた その人はスーツを着ていて胸には検事であることを表すバッジを付けていた。服装やバッジを見れば検事なのは一目瞭然だけど 何故かその女の人は検事と言うにはあまりにも綺麗で凄く すごく、優しそうだった

「名前ちゃん どうしたんだい」

『あなたが車にはねられたって聞いて 仕事ついでに来てみたの』

意地悪そうに笑いながらこっちに歩いてくる検事さん この人は成歩堂さんの好きな人を知っているんだろうか さっきも名前言ってたし 確か かるま、だっけ

「でも君 海外じゃあ」

『最近 円高だからこっちで仕事する方が儲かるのよ
だから一旦こっちに帰って来ることにしたの』

花束を成歩堂さんに渡して言う検事さん

「ああ ありがとう
でも君 こっちの家売り払ったんじゃなかったけ」

『ええ 帰ってくる気無かったし
家があっても邪魔なだけだもの』

「じゃあ どうするんだい
家が無いと住めないじゃないか」

『検事局か怜侍のところに泊まるつもりよ』

「ええええええっ!!」

『‥‥、?』

「え、あ すいませんっ
えっと あ みぬき、成歩堂みぬきと言います!パパの娘ですっ」


『、あぁ あの時の
 随分可愛い娘がいるわね 成歩堂龍一』

「ははっ 自慢の娘だよ」

『あらそう 親バカでなによりね
で みぬきちゃんは どうして叫んだのかしら』

「あ、あの お姉さんの彼氏なんですかそのレイジさんって」

『自己紹介してなかったわね 私は狩魔名前よ
怜侍は彼氏じゃないわ 兄弟子よ
まぁ 幼なじみとも言うわ』

「ええーっ! 名前さんって幼なじみの家に泊まるつもりなんですか!!」

『問題があるなら検事局に「女の人が何言ってるんですかっ
名前さん美人さんですし 絶対誰か狙ってますよ!!」

みぬきちゃん どうしたんだよ
いきなり狩魔検事のことを心配して‥‥ん?
狩魔検事、狩魔? か る ま


「ああああああああああっ!!」

「うわぁっ どうしたんですかオドロキさん!」

「み みぬきちゃん!!
さっき狩魔検事が来たときに成歩堂さんの好きな人かもしれない苗字言ってたよね!あれってさ、」

「確か 狩魔、ですよね‥‥
ああああああああっ!!」

やっとみぬきちゃんも気づいたみたいだ

「もしかして成歩堂さんの」
「好きな人って名前さん かな」

さっきと比べものにならないくらいの小声で話す俺達 狩魔検事は好意を寄せられいてたことは知らないだろうし 何にしろ今 成歩堂さんの邪魔したら確実に殺される

『最近の子って騒がしいわね』

「元気があっていいじゃないか」


「パパ 今年一番の笑顔してる」

「邪魔したら殺されそうだよ俺が」

そう 殺されそうな理由は勿論狩魔検事 娘のみぬきちゃん、そして他人である俺でさえわかってしまう程の笑顔と幸せオーラを振り撒いてる成歩堂さん、そんな状態を邪魔なんてすれば 殺されるだろう俺が


「みぬきちゃん、現場行こう」

「そうですね」












惚れ直すのなんて
結構簡単みたい

(みぬきー パパ恋したみたい)
(名前さんならママとして大歓迎だよっ)












2011.07.01
冥ちゃんのおねーさんに惚れ直すパパ
補足
名前さんが狩魔だと言ったのはパパが冥ちゃんを好きだと勘違いしたから



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