小話 | ナノ


カラクリオデット



「あさおーあさおーあさちゃん」

「んだよ、うっせーな」

「なんかさー告白された」

「……誰だ」

「わかんない一年の子」

「黒ちゃんってばほんと過保護ー」

「過保護じゃねーよ!
ただどんなやつかってのを」
「それが過保護なんだって」

「あさちゃん どうしようかー」

「そいつのこと好きなのか」

「ううん、好きでも嫌いでもない」

「うわっ それ一番辛い」

「じゃあ断ればいいじゃねーか」

「でもねその人が 付き合ってから知ることもあるって言ってた」

「はあ? じゃあ付き合えばいいじゃねーか めんどくせー」

「あさちゃんはわたしが付き合ってもいいの?」

「べつに てかお前にあわせられる奴いねーだろ確実にすぐ別れる」

「そういえばそうだね わたしにあわせてくれるのは朝ちゃんだけだね」

「あ ああ」

「やっぱ断っとく
はじめて付き合うなら好きな人がいいもん」

「え、付き合ったことなかったんだ!?」

「うん」

「確かにそう言えばそうだな 告白されてるとこはよくみるけど全部断ってるしな」

「いってくるー」

「おう」





(よかったね 黒ちゃん)
(んだよ、)



カラクリオデットォォォ


20130213*



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