疲れて眠ってしまった勇義が起きるとそこには、まだ裸のままの加賀屋がいた。
「起きた?あー、ちゃんとイけたの久々で、手加減出来なかった。大丈夫か?」
そう言うと、するりと手を勇義の尻に這わせる。スベスベとする感触を楽しむように撫でる。
「ゃ、だそれ。」
「おいで」
加賀屋は勇義の脇に手を入れて、引き寄せると、そのままキスをした。
「勇義は俺の事好きなんだよな」
ふるふる
「あ?」
「だ、だぃすき。しゅに、はゅぎの」
「上等」
こりゃまた会議が必要だな。と加賀屋が言う。
こてん。
勇義はわかっていないようだ。
「俺の女になんの。お前。」
「!!」
「凄い事だぜ?取っ替え引っ替えだった女から、お前だけになるんだから。」
加賀屋はまだらな勇義の髪をすきながら遊んでいるようだ。
「しゅ、にーは、?」
「あ?」
「しゅぅに、は、ゅぎの、ゅぎのこと、」
勇義の顔面が急に真っ赤になってあわあわとしだした。
「はっ、俺に言わせる訳?」
「ちがぅ、の?すきく、なぃの?」
今度は瞳に涙が溜まる。いつでも溢れさせそうだ。
「本当は、あれで逃してやろうと思ってたのになぁ、、」
こてん。勇義は首を傾かせる。
「勇義。ちゃんと俺見て。」
「?」
「愛してやるよ、しかたねぇから」
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