title | ナノ


手放したこの世界の深層について
どきどき、溢れる
わたしは何を求める
朝陽に微笑み、風と唄う
そんな僕の日常に差し込む光
だれもいないなんて言わないで
壊れた鍵をいつまで握っているの
横暴な君主と白猫
答えを求めることこそが誤り
拝啓、どちらの夏でしょうか
だってほら、今日も君に会えた
廃れた恋愛白書
霧と帆のない方舟
そうして今日も眠りにつくのです

手さぐりの言葉を拾う
正常だなんて、笑わせないで
薔薇の棘が甘いとき
一瞬にして恋が生まれたんだ
もっとずっと、だからもっと
気付いた時には空は濁ってた
天使が囁くSOS
よくできた美しい話
そんな輝く日常のひとつ
わたしはもっと知りたいんです
側に居たいと願うとき
罪と気づかないうちが幸せ
崩れ落ちた太陽
君を呼ぶ声はこんなにも届かない



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