▼増えたり減ったり
シュレティンガーからの小包
明日はなにして遊ぼうか
おやすみの代わりに
飽和ラブソング
口が裂けたら言おう
とうの昔に枯れきった
屈折レンズ
わかったふりしてひけらかす
ぷかぷか、浮いている
殺伐プロポーズ
可哀想に彼は泣いていた
曇る視界
自己中ジンクス
依然釈然としない
致死量は先ほど越えました
不等式は成り立つ
意外や意外
どちらにしろ最低
小さな輪っかに拘束される
あいされる錯覚
酸素が著しく欠如しています
ひどく生々しい
妄想が肥大化
あれ？予想外
イコール、もしくはそれ以上に
私は翔べると呟きながら
そのほとんどがお前のせい
爆ぜろ青い春
今日も今日とて気分が悪い
翌朝、覚えのない事実とやら
真心はあなたに
そんなの狡い
半透明の爪先
にこり、三日月を描いた
一挙一動すべてが気に入らない
瞳は黒いのがお好きだそうで
恋させて愛させて、突き落とす
スカートの異空間
目が染みて、また飛べなかったと君は溢した
あたたかくて気持ちが悪い
皮膚すらも突き破ってしまいそう
張り裂けそうなのいっそ切り裂いて
至極滑稽
似合わないハイヒール
片腕の拘束
まるで恋のようだ
愛だの恋だの、そろそろ聞き飽きたよ
抱き締めたら折れちゃった
境目はもう必要ないのに
安心地帯
くらげ乙女と海と月
肺で味わう酸素とは如何様な
子宮にも似た、
次元ちがいの恋
デスクトップは今日も汚れて
さて、どうしよう
今日も探しに出掛けよう
恋人でいるための七つの約束
喜劇は脚本どおりに
お姫様はハッピーエンドの為なら何だって
ヨウナシヒーロー
６月の衝動
サディストが流す涙
やっと、つかまえた
もうなんとでも
マリオネット志願
ただひたすらにやさしいが故に
順調に蓄積していくそれを何と呼ぶ
愛を知らない彼はそれを繋ぎ止める術も知らない
他に代わりがあるのなら、私はそんなの欲しくない
こわいゆめは喰べてあげるから