今日は運がいいことに集金途中で彼女を見つけた
花ちゃんには悪いけど、こうなれば話は別
小走りで彼女に後ろから話しかける

「何してるのっ」
『わあ!秋山さん!』

彼女の肩を脅かすように叩けば彼女は驚いた
そしていつもの笑顔になる
彼女の白い日傘が小さく揺れた

『今から冴島さんたちの所にいこうと思って』

頬を赤らめながらえへ、と笑う
その動作だけで可愛いとか複雑だとか思う

「なんだ。暇だったらデートしようと思ったのにな〜」
『ふふ、今度お暇なときに!』
「マジでー?俺奮発しちゃおー」

きっとそれが遠い未来の話だとしても凹まないよ!
彼女のまえではいつだってかっこいい秋山さんでいたいんだよね
それでもきっとこのあと彼女についていった先の城戸ちゃんには紅茶をぶっかけたくなるんだろうな
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