「○!君はホグズミードの許可証貰ってきたよね?」
『ええ、もちろん!今さっき出してきたわ!』
「じゃあ僕らと一緒に…」
「残念だったな。彼女は僕と回るのさ」
ハーマイオニーとロンに申し訳ない顔をする
『ごめん…また今度ね…?』
「…分かったよ」
『ありがとう。二人とも、楽しんできてね!さあ行きましょ、ドラコ』
私はドラコと並んで歩く
「なあ、最近マルフォイのやつ、○に付きまとってないか?」
「私もそう思うわ…」
『ねえドラコ。クラップやパンジーは?』
「?なんであいつらの名前が出てくる」
『え?一緒じゃないの?』
てっきりドラコやスリザリンの子たちと一緒だと思っていたのに
このまま二人きりだなんて
「嫌か?」
『そんなことない!楽しもっか』
にこっと笑った
▽
少し雪の積もった道で歩きにくい
こんなに薄く雪が積もっているのはホグワーツに来たりしている時しか見ない
『待ってよ!ドラコ』
「君が遅すぎるんだ」
ドラコがフッと笑った
私はハリーたちの前ではあまり笑わないドラコの笑みに嬉しくなった
『もう!待ってってば、っ!?』
「おい!」
雪の坂をずりっと滑って尻餅をついてしまった
そんな私に笑いが堪えられないドラコは、いつにもなくいい笑顔で笑っていて
私もつられて笑顔になった