大広間に走って入る私
向かい合った場所に座るハリーたちとドラコたち

「ドラコ、傷が痛む?」
「ああ、でもマダムポンプリーの話によると、下手したら腕がもげてたそうだ…あ!○!」

ドラコは歩いてこちらに来た

『随分大袈裟に話してたわねえ』
「ふん、僕は素直に言っただけだが?」
『どーだか』

私はため息をついてハリーたちのほうに向かおうとした
するとドラコが行かせるものかと言わんばかりに前からどかない

『なあに?ドラコ』
「なあ、今度のホグズミード、一緒に回らないか?」

ドラコからのお誘いだった

『そう…ね……。まあ私も予定ないし、いいわよ』

ただし、腕は治しておくこと、と言ってハリーたちの元へ向かった


「シリウス・ブラックがダフタウンに現れたって!」
『えっ!ここから遠くないじゃない!』
「○!」
「ほんとよ!」


皆が恐怖に襲われていた







『こんにちは!ルーピン先生!』
「おや、君は汽車でぐっすりだった子だね」

ルーピン先生は笑いながら言った

『今日は何をするんです?』
「そう、今日はこれだ」

先生が指さす方向はガタガタと動くクローゼットのようなもの

「この中に入っているのが何かわかる人?」
「真似妖怪ボガート」

ディーンが答える

それからハーマイオニーが答えたりして、授業は盛り上がった
リーマス先生はリディクラスという呪文を使って授業を更に盛り上げた
ロンは蜘蛛にローラースケートをつけて、パーバティは蛇をピエロに替えた
次は私の番だった

「次!○!」
『よーし!』

揺れるピエロを見ていて、ケンタウロスを思い浮かべていた私(小さい頃すこし虐められてしまった)が
頭の中で本当の恐怖を思い出させていた
ボガートの姿が変わり、真っ白な雪の中に血だらけの小鳥が息絶えている
私は混乱してしまった


寒い冬
雪の上に一人で座っていた
寂しかった
人間としばらく話してなかった
その時、小鳥がやってきて、寄り添ってくれた
私は嬉しかった


だがその瞬間、急に小鳥が猫に襲われ、血だらけになって小鳥は寝そべっていた
私はその時とてつもない恐怖を感じたのを思い出したのだ

でも、


こんなところで自分の恐怖に負けたくなかった
私は震える声でリディクラスと言うと
小鳥を元気な白兎に変えた

教室の中のみんながその魔法に唖然とさせられた
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