03


「ひっ…!い、た、っ!」

結局のところ、こいつは俺がどこのモンでも良かったんだろうと思う。連絡がきていないのをいいことに、好き放題できるおもちゃを手にいれたようなものだから。
後から何を言われようが、知らなかった、で済むから。
そう思うと、俺が仕返し屋の新顔だってのは最初から気づいてたんだろうな。この人だって素人じゃないんだから。

「ふぐぅ…!っや、め、っんあ!」

少しでも抵抗すれば遠慮なく舎弟たちにボコられて、ようやくへばったところで、例の薬をケツに入れられた。

「はあ、いいなあ、やっぱり抵抗する子を無理やりってのは気持ちいい、はあ」

Sっ気体質のおっさんは自分では手を出さずに、はあはあ言いながらちんこしこってる。
人の性癖にとやかく言いたくはないけど、俺は大迷惑をくらってる。

「も、いいっすか、頭」
「ああ? ふざけんな、まだ俺がイってねえだろうが」

どうやら男に興奮するタイプの舎弟の一人がちんこの限界を訴えると、おっさんはぶちギレてそいつを蹴り飛ばした。
そんなこんなで薬が効いてきた俺の身体はだらりと垂れて、もて余した熱がケツを疼かせる。

「薬が効いたか、よし、」

にやつくおっさんのちんこが俺のアナルにあてがわれる。

「あっ、あっ…ひ、ああああっああ!!」

薬を入れられただけで解されてないそこに、無理やり突っ込まれた。
やばい、切れてるだろうに、痛いはずなのに、麻痺してるせいか、すげえ気持ちよかった。

「おー、こいつはいいな、慣れてるだけあっていいもんだ」
「ああっ、は、はげしっ、ああっん、あっ」
「激しいだあ? どんだけ生ぬるいセックスしてきたんだ、兄ちゃん」

そんなことない。
このおっさんは相手を思いやる必要がないから、全くの遠慮なしにピストンしてくる。
腸壁が破られるんじゃないからと心配になるほど、奥をガンガン突かれ、その振動で脳みそが揺れて、余計わけが分からなくなる。

「ひうっ、ぐっ、あああっ、あっあっひあっ」
「だらしねえ顔しやがって。おい、喝入れたれ」
「あっあっああっ、あっ、…ぐはあっ、!」

快感だけを追ってた弛緩した身体を急に殴られて、これが腹だったもんだから、俺は思わずゲロを吐いた。
でもその吐く感覚さえ気持ちよくて、俺のちんこはまた元気になる。

「ああ、兄ちゃん変態だな、いい面だ」

俺のゲロまみれの口元をべろべろ舐めるんだから、おっさんの方が相当な変態だと思う。

「おい、あれ持ってこい」

舎弟たちが持ったきたのは、俺が見たこともない物体で、きっと何かの道具なんだろうけど、ボヤける頭に警戒信号が鳴った。

「はあっ、ああっんっあっあ、や、めっ」

ひゅうっ、と急に息が吸えなくなった。おっさんが俺の首を絞めてるようだ。

「ああ? まだ抵抗するほど正気あんのか」
「ひっ、くっ、あっあっ、」

必死で手を剥がそうとするも意味はなく、薬とは違った感じで頭がボヤけてきた。
ここで俺は初めてあの二人を想った。

「…たすけ、て」






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