サイモンじゃなくてサイry 今日は週に一度のサイケが泊まりに来る日だ。毎回のように泊まらせるのを渋る津軽を追い返して、サイケと一緒にご飯も食べてお風呂で洗いっこもした。久しぶりに見たサイケの身体には、いたるところにキスの痕があった。俺も似たようなものだから何も言わないけど。 「いざやくん、ふくきるの?」 「あー……どうせ脱ぐんだからいらないよ」 「はーい」 バスタオルで適当に水気を脱ぐう。ぼーっと立ってるだけのサイケの身体と髪の毛も拭いてあげた。もしかして津軽は全部してあげてるのか。 そのまま寝室のベッドに二人して飛び込んだ。 火照った身体には冷たいシーツが気持ち良い。少し暑さが和らいだところで、隣で寝転んでいるサイケに話しかけた。 「で、どんなだった?」 「ん……このまえね、おそとでえっちしたの」 俺とサイケはシズちゃんと津軽には内緒でお互いどんなセックスをしたか情報交換みたいなことをしている。 他人のセックスなんて全く興味はないがこの二人は別だ。多少性格が違っていても根本は似ている俺たち。なんとなく他に共通点がないのか気になってこんなことをしている。 あの真っ白で無垢だったサイケは、何よりも快楽に対して従順に育ってしまった。無駄に体力のある津軽と毎日のようにシているらしい。 「ふーん……外のどこ?」 「いつも、あそんでる……こーえん」 「あー……」 あの広場もあるでかい公園か。確かにあそこは人目につかない場所がいくつかあるし、夜になれば人通りもなくなる。俺も何回かシズちゃんと利用してるけど、夏は蚊に刺されるから行くなと注意しておいた。 「どんなことしてもらったの?」 「うー……えっとね……」 ベッドに寝転んでいたサイケは勢いよく身体を起こした。もちろん全裸だから全部丸見えだ。サイケは向かい合うように抱きついて、顔を耳元に近付けてきた。 「こーやってみみに……」 サイケは耳たぶを数回甘噛みしてから、耳の中に舌を入れてきた。間近に聞こえるぐちゅぐちゅという音に背筋がぞくぞくする。 「う、あっあぁ、サイケっ」 「ふへへー、ひもひぃれひょー?」 こういう事に対して学習能力が高いサイケは、一度されたことはすぐできてしまう。サイケも興奮しているのか下半身をくっつけて上下に身体を揺すり始めた。お互いの腹に性器が擦れて先走りがぐちゅぐちゅ鳴る。 「ふぁ、あんっ」 「んぅ、こら、ズルは駄目だって」 「んにゃっ」 肩を押し返すとサイケは不満そうに頬を膨らませた。最近こいつ反抗的な態度をとるようになった。ムカついたから頬を軽くつねった。 「まだ途中だろ?」 「うー」 ぶつぶつ言ってくるサイケの身体を押し倒して上に覆い被さる。さっき見えたが、太ももの際どい所にも痕があった。 「シズちゃんさ、胸ばっかり弄るんだよ」 「あ、つがるもちくびすき!」 そう言えばサイケの羨ましいくらいピンク色だった乳首は、少し赤くなっている気がする。もしかすると今日は泊まりだから、昨日もしたのかもしれない。 「こうやって先っぽを犬みたいに舐めて……」 「んにゃ、あ、ああ、ん」 シズちゃんは本当に乳首が好きだ。この前は洗濯バサミを着けたままずっと放置されたっけ。 先っぽだけでなく乳輪ごと吸ったりすると、サイケは肩をびくびく震わせた。 「あと、噛むのも好きかなー」 「ひぅ、あ、んあぁっ!」 一際大きい悲鳴をあげたのと同時に、下半身に感じた生暖かい感触。サイケははぁはぁ言いながら顔を真っ赤にしていた。見ると白くべったりとしたあれが性器から垂れていた。 「あれ、イっちゃった?」 「はぁ、あ……だって……つがるがまえに、ちくびでせーえきでるまで、ずっとさわって、やめてくれなかった、から……」 「だから乳首だけで射精したの?」 「い、いわないでよぉ」 恥ずかしいのか顔を両手で隠して嫌々と首を振った。正直俺の外見でそんなことされると鳥肌がたつ。 「まぁ報告はこれくらいで、さっさとしようか」 「うんっ」 サイケは四つん這いになって尻を俺に向けてきた。腹立つくらい真っ白でムカついて叩いたら、ちょっと嬉しそうな悲鳴をあげた。そう言えばそんなプレイもしたと前に聞いた気がする。 サイケの穴はまだ赤く腫れていた。ヤったあとこうなると、シズちゃんが鏡越しに見せてくれたから知ってる。あの時は死にたいくらい恥ずかしかった。 試しに指を入れて中を掻き回すと、やけに濡れている。まさかと思って指を引き抜くと、見慣れた白いあれがひくひくと収縮を繰り返す穴から溢れてきた。 「ちょっと、まだ入ってるじゃん」 「だ、だって……つがるが……」 聞くとサイケは昨日じゃなくてここに来る前に津軽とシたそうだ。何を思ったのか処理もせずにそのまま来たらしい。 当然溢れてくるそれをどうにかして欲しいと津軽に言えば、にこにこ笑いながら耳元でサイケ曰くえっちな事をいっぱい言われたと。何を言われたかは照れて言ってくれない。何となく想像できるけど。だから来たとき目が赤かったのか。 「腹壊さないの?」 「んー……でもおれ、せーえきすきだよ?」 「答えになってないから」 サイケはにこにこ笑いながら首を傾げてばかりだ。この話は終わりにする。それならそんなに慣らさなくても大丈夫か。一応ローションで指が3本は入るようには濡らしておいた。 「いざやくん、どーする?」 「あー……面倒だからサイケ慣らして」 「うん!」 サイケには雰囲気というものがないのだろうか。こいつにそんなもの求めるだけ無駄だとは思うが、全裸でローションボトル片手に仁王立ちはやめてほしい。 それを無視して四つん這いになる。腰だけ高く上げるといきなり何か入ってきた。 「ちょ、う、ひぁっ!」 「いっぱいろーしょんだしてー」 後ろを向くとサイケは鼻歌混じりにローションの入ったボトルを俺の尻に突っ込んでいた。冷たいそれは勢いよく中を満たして、まるで中に出されたような感触が広がる。 「これくらいかなー?」 「や、サイケ……も、と……ゆっくり、うあぁんっ!」 「おれねーじぶんでおしり、ぐちゅぐちゅできるようになったんだー」 サイケはいきなり指を2本も突き立てた。絶対できるようになってない。普通は2本なんて入らない。俺はお前と違ってシズちゃんとしてから数日経ってる。それでも少し痛かったが、ローションのおかげで裂けることはなかった。 「う、あぁ、んぁっも、やぁ」 「ぜんりつせんどこかなぁ?」 「ひあぁぁっ!」 「あ!これかな?」 サイケは俺の前立腺を見つけるとぐりぐりと指で何度も押してきた。 「ここ、きもちーでしょ?つがるがおしえてくれたの!」 「や……あぁ、ひぅ、んぅ」 「いざやくんきもちいい?」 「ん、んぅ、ああ、ふっ」 後ろを向いて必死に首を縦に振ると、サイケは不満そうに指を引き抜いた。 「な、なんで……」 「いってくれなきゃわかんない」 お前いつからそんなキャラになったんだ。たぶん津軽の真似なんだろうけど、そんなこと俺にしてくれなくていい。黙っていると指で背中をなぞられた。 「き……気持ちいいから、早く、ひぅっ!」 背中にサイケが乗ってきたと思ったらまた耳元でぐちゅりと音がする。耳の後ろまで舐められると同時に、指が穴の周りを撫でた。耳元でサイケの荒い息が聞こえる。 「いざやくん、いいこ」 「あ、やぁ、ひあああぁっ!」 いきなり入ってきた指はおそらく3本はある。それが前立腺を擦ると同時に、シーツに俺の精液が飛び散った。もう身体を支えるのがキツくてベッドに突っ伏すとサイケまで倒れ込んでくる。ただでさえ射精後は身体がだるいのに。重くて背中にのし掛かったままのサイケを蹴飛ばすと、眠そうに目をこすっていた。 「まだ寝るなよ」 「んぅ……わかってるよぉ」 な、長い。 |