小説 | ナノ
お酒の魔法2




「だいたいさぁ、どーそーかいなんていらないと思うんだよね!他人がどうなったかなんて興味ないしぃ、ましてや高校のときとか雑魚ばっかりだったじゃんかぁ」
「だよなぁ!顔なんていちいち覚えてねぇし、今さら会ってもどうせビビるだけだろがよぉ」

男二人でも食べきれなかった鍋を放置し、今はシズちゃんが買って来たチューハイで二人して盛り上がっている。正直あまりチューハイは飲まないが、気分もあってかどんどん缶を開けた。酒にそれほど強くないシズちゃんもすでに出来上がっており、二人して愚痴をこぼし合った。
頭がぼんやりして、とにかく気分がいい。シズちゃんの肩にもたれ掛りながら、缶を煽煽る。しばらく無言で俺にもたれていたシズちゃんが、急にじっと顔を見つめてきた。頬はほんのり赤い。お酒弱いなら飲まなければいいのに。

「なぁに、シズちゃん。俺の顔になんかついてる?」
「あー、いや。なんか牛乳飲みたくなってきた」
「えー?お酒飲んでるじゃんか。たしか牛乳は今切らして……あ」

冷蔵庫の中身を思い出すが牛乳はなかった、だがすぐのその代用品を思い出す。シャツを捲って胸を見せれば、シズちゃんは首を傾げた。これだから童貞は困る。

「ほらほらシズちゃん、俺のおっぱい飲みなよ」
「あぁ、なるほど」

瞬時に理解したシズちゃんの行動は早い。俺の胸に顔を寄せて赤ちゃんみたいに乳首を口に含んだ。生暖かい感触がむず痒い。

「出るかなぁ」
「気合でどうにかなんだろ」
「だよねー!」

それはそれは熱心にシズちゃんは乳首を吸った。吸うだけではなく、噛んだり舐めたり。じゅるじゅると音がいやらしくて、あやすようにシズちゃんの頭を撫でてあげた。

「ん、ふぅ……シズちゃん、舐め方やらしー、よ……」
「でねぇぞ。とっとと出せよ」
「おかしいなぁ……びゅって出るんじゃないのぉ?」

自分でも乳首を摘まんでみたけど痛いだけで何も出てこない。ちゅーちゅーと乳首が真っ赤になるまでシズちゃんは吸うと、俺を押し倒してきた。頭が床にぶつかり、嫌な音を立てた。

「いったぁー!何すんのさ、いい気分で飲んで……何してんの?」

シズちゃんはまたお酒に口をつけるとカチャカチャとベルトを外し始めた。だが酔っているせいで手元が狂い、最終的に引き千切っていた。それから変な柄の下着が見えて、トイレでも行きたくなったのかなって思ったのに。

「んぐぅ!?」
「酒よりこっちのがうまいって、ほらちゃんとじゃぶれよ」

シズちゃんは何を思ったのか、いきなりちんぽを俺の口に突っ込んできた。息苦しさに咳き込むと、噛まれると思ったのかちんぽを引き抜いてくれた。

「もう、焦んないでよ。言ってくれたらしてあげるのに」
「じゃあしゃぶれよ」
「乱暴だなぁ」

びたびたと頬っぺたにちんぽを擦り付けられ、顔が先走りで汚れていく。あまりいい気分じゃない。袋を左手で揉んであげながら先っぽを舌でぐりぐりと弄る。その間も右手で血管の浮き出たところを上下に扱いてあげた。
シズちゃんは気持ちいいのか俺の髪の毛を掴みながら時々腰を前後に振ってくる。

「シズちゃんのちんぽしゃぶって興奮するとか、俺……変態だったのかな」
「変態だろうな」

きっとシズちゃんはお風呂にまだ入ってない。匂いを嗅げば汗の匂いがするし、ちんぽは蒸れている感じだ。でもやめる気にはならない。
喉の奥を突かれないように気をつけながら全体を扱いて、先っぽをきつく吸い上げた。途端に口内にはどろりとした液体が広がった。

「んぐっ……ん、あぁ……」

飲み込まないように気をつけながら口を開くと、シズちゃんのちんぽがぴくりと震えた。正直不味かったけど、必死に飲み込む。喉に詰まって苦しかったけど、ちゃんとシズちゃんのちんぽから垂れてるのも舐めてあげた。シズちゃんきっと童貞だから、こんなことされたの初めてなんだろう。

「あー……その顔そそる」
「えへへー、俺の顔で興奮するの?いっつも嫌いだっていうくせにぃ」
「綺麗な顔してんのは確かだろ」
「わぁ、シズちゃんがデレた。俺もシズちゃんの顔好きだよぉ」

お互い顔を近づけてまじまじと観察した。シズちゃんの目は綺麗だった。それから当たり前みたいに唇をくっつける。かさかさかと思ったけど、お酒を飲んだ後だからか濡れていた。

「ん、んふ……んぅ」
「……は、ん……」

男とキスしてるのに気持ちいい。シズちゃんの口の中はお酒の味がした。きっと俺の口の中は精液の味だろうけど、シズちゃんは気にせず舌で歯をなぞってきた。全身にお酒がまわってきたのかすごく暑い。
唇ができるだけ離れないようにしながら服を脱いでいく。シズちゃんもそれに便乗して脱ぎ始めた。シャツを脱ぐときは流石にキスできなくて、代わりにシズちゃんはまた乳首に吸い付き始めた。
さっき射精したちんぽはシズちゃんが動くたびに揺れてる。俺のちんぽもシズちゃんには負けるけどそれなりに勃起していた。今すぐにでも突っ込んでしまいそうなシズちゃんから逃げようとしたが、足元がおぼつかない。

「逃げんなって」
「あはは、簡単に犯されてたまるもんか」

大きなガラスのある窓際まで逃げると、我慢できなくなったシズちゃんに窓ガラスに押さえつけられた。全裸なんだからガラスに触れているところ全部冷たい。シズちゃんは俺にしがみ付きながら下半身を押し付けてくる。耳元で聞こえる息は犬みたい。

「そんなに挿れたいの?」
「おぉ」
「もう、お尻にちんぽ押し付けないでよ」

下を見れば太ももの間をちんぽが擦りつけられてる。我慢の限界が来てシズちゃんは勝手に素股を始めた。

「でも俺処女なんだけど。痛いのはやだなぁ……」
「慣らすもん……あ」

何か思い出したシズちゃんは少し離れると、お酒の缶を持ってきた。

「酒中に入れていいか」
「へ……?いや、まぁいいけど」

とりあえず入れやすいように四つん這いになって、腰を高く上げてあげた。少し冷たさの残る液体が中に入ってくる。上手く入らなかった分が肌を伝って零れていく。肌寒さに鳥肌が立った。どれくらいは言ったかは分からないけど、シズちゃんは缶を床に置くと下半身に顔を埋めた。
じゅるじゅると音を立てながらシズちゃんの舌が中を犯していく。そのたびに太ももが震えた。さっきまであった冷たさはシズちゃんの舌が温かくて気にならなくなった。

「おいし?俺の、なか……っ」
「おう」
「音、やらしー……ふにゃ、あ、あぁ」
「あー……早くぶち込みてぇ」
「ひ、あっあぁっ!」

尻の肉を掴まれ、左右に引っ張られる。唾液やお酒で濡れた穴に指が入ってきた。中を擦られるたびに変な声は止まらない。ぐちゅぐちゅという音だけで射精できそうで、もういいとシズちゃんを何とか止める。不服そうなシズちゃんに見せつけるように、自分で尻の肉を掴んで穴を広げて見せた。

「シズちゃんに俺の処女、あげる」

ごくりとシズちゃんの喉が鳴る。それと同時に腰を掴まれて、一気に奥まで指より太いシズちゃんのちんぽが入ってきた。

「ふあ、あぁぁっ!」

これ以上ないほど奥まで突っ込まれると、危うく射精しそうになった。さすがにそれは悔しくて自分でちんぽを掴んで何とか耐える。が、俺以上にシズちゃんが耐えられなかったらしい。

「しゅご、あっ!もっと、ゆっくり……っ」
「くそっ!」

シズちゃんは俺の腰を掴むとがつがつと突き上げはじめた。その反動で身体が前に行く。ふと目の前の景色に目が行く。事務所は最上階にあるが、絶対に見えないとも言い切れない。それ以上に同じような高さのビルが周りにもあるのに。

「見えちゃ、外から見えちゃうよぉ!」
「見えたらいいだ、ろっ!」
「ふあぁ、あぁっ!」
「……っ!」

何度も奥を突かれた俺はすぐ射精した。出したそれは綺麗に窓へとかかり、べったりと汚していく。同じようにシズちゃんも俺の中に射精した。何かがじわじわと満たしていく感覚は癖になりそうだった。

「窓、汚れちゃった……」
「あー、すっげー。一人で抜くより断然いいな」
「……掃除するの俺なんだけど」
「俺も手伝うっての。それよりよぉ、一回で満足するわけねぇよなぁ臨也くん」
「ふふ、二次会でも三次会でも付き合ってあげるよシズちゃん」

穴を広げるように尻の肉を左右に引っ張ると、太ももをシズちゃんの出した精液が伝っていく。後ろを振り向けば射精したばかりのちんぽはまた勃起し始めていた。




目を覚ますと最初に感じたのは下半身の違和感と鼻につく煙草の匂いだった。振り返ればベッドに腰掛け、煙草を吸っているシズちゃん。対して俺はシーツに身体を巻きつけている。完全にヤッた後だ。

「……シズちゃん、昨日のこと覚えてる?」
「おぉ」
「……ヤバい、俺たち身体の相性良すぎじゃない?今すぐにでもシズちゃんのちんぽぶち込んでほしいんだけど」
「手前もほんとに処女かよ。中ぐちょぐちょで最高だったぞ」

シズちゃんは煙草を灰皿に押し付けて代わりにちんぽを握った。それは朝勃ちしているのか既に腹につきそうなほど勃起している。俺もシーツを蹴飛ばし、まだ何か垂れてきている尻の穴を指で広げてシズちゃんに見せた。

「あー、もしかしたら俺シズちゃんのこと好きかも」
「奇遇だな、俺も手前のこと好きな気がしてきた」
「まぁそれはさておき」
「よし、一発ヤるか」
「あぁん!激しく抱いてねシズちゃん!」











同窓会云々は「あすてりあ」のマメモ氏のネタです。
少しおバカなシズイザを目指した結果がこれだよ……
お酒なんか入れちゃだめですからね……


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