小説 | ナノ
大好きだから


六臂さんに我慢の限界が来たみたいです。


臨也の家には誰もいない。いなくなるように僕が仕向けたからだ。いつものように散々に迷子になった月島は、お腹を空かせてふらふらになって帰ってきた。そんな彼に媚薬たっぷりの食事を振る舞う。速効性はないが持続性がある。もちろん臨也にもらった物だ。
何も知らない月島はおいしいおいしいと、顔を綻ばせながら笑った。そんな月島の笑顔を見て僕も自然と笑みを浮かべる。
全て食べ終わり、食器を片付ける頃になると月島が僕をチラチラと見ていた。その目には熱がこもっている。

「……月島は本当に鈍いね」

押し倒された月島は顔を真っ赤にしながら僕の腕を掴んでくる。その手も震えていて、抵抗するのかしないのか分からない状態だ。ちょっと跳ねた髪を撫でてあげてから、身体を下へとずらす。そこには僅かに膨らんだズボン。動揺する声を無視してチャックを下ろして下着も脱がせれば、ビクビクと脈打つ性器が飛び出してきた。

「ろ、六臂さん……?」
「ふふ……ずっと楽しみにしてたんだよ?」

大人しい顔をしておきながら、月島のちんこはとても大きかった。すかさず手で擦ってあげるとますます大きさは増していく。

「月島は先っぽ弄られたり、袋揉まれるのが好きなんだよね……」「は、え?」
「僕が月島のことで知らないことなんてないよ」

本当は月島が一人でしているのを見ていただけなのだが。僕の服に顔を埋めて、切なげに名前を呼んで。手を汚す白濁に自己嫌悪しながら自慰はやめられない。僕を抱こうとするのも時間の問題かと思ったが、いつまで経っても動こうとはしない。先に痺れを切らしたのは僕の方だった。

「気持ちいいならそう言ってね?言わなくても分かるけど」

既にお腹に付きそうになっているちんこを手でしごいてあげた。先走りがぐちゅぐちゅと音を立てる。月島は顔を真っ赤にして僕の一挙一挙を眺めていた。
それなりに硬くなったのを確認して先っぽに口元を寄せる。月島を見たら口をパクパクさせていた。

「別に見てるだけでいいよ?でも、舐めてくれたら嬉しいな……」

ズボンと下着を脱いで月島の顔を跨ぐ。先走りがぽたぽたと滴り落ち、月島の顔を汚した。

「舐めてあげる。気持ち良かったら言ってね……?」

下生えを指で弄りながら、ちんこを口内にくわえる。ひどい圧迫感に苦しさを感じる。でもそれ以上に嬉しかった。月島の腰がわずかに前後する。舐めているだけで興奮してしまって、僕まではしたなく腰を振ってしまう。

火傷しそうなくらい熱い月島の手が尻を掴んだ。先走りを垂れ流しているちんこに舌が添えられる。恐る恐る、月島が僕のちんこを舐め始めた。最初は全体に舌を這わせるだけ。でも段々同じように先っぽを吸ったり全体を口内に入れたり。

「あ、あぁっ!やぁ……っ」

耐えられなくなって、自分の指に月島の先走りを絡める。滑った指で自分の尻の穴に触れる。毎日のように月島を想いながら弄っていたそこは、期待にひくひくと疼いている。

「ろ、ぴさん……?」
「見ない、で……っ」

羞恥に顔を赤くしながらも指を突き立てれば僕じゃなくて月島が声を上げた。爪先程しかまだ入らず、もどかしさに泣きそうになる。いつもみたいにローションを用意すれば良かった。そしたらもっと早く月島を悦ばせてあげれるのに。ちんこだけじゃなく袋にも吸い付き、下肢では必死に指を動かした。

「ん、んぅ……っ」

焦れば焦るほど上手くいかない。泣きそうになりながら腰を揺らめかせていると、月島は僕の指を引き抜かせた。そのまま腰を押さえつけて顔に座らせる。湿った息が肌に触れた。

「や、だぁっ!なめ、ちゃ……っ!つきしまぁ……っ」
月島は尻の間を舐めると、先ほどまで指の入っていた穴に舌を捩じ込んできた。躊躇なんてない。下半身からはしたない水音が響いて恥ずかしくてたまらない。こんなこと月島にさせるつもりじゃなかったのに。

「ごめ、なさぁ……でも、きもちいい、よぉ……」

中を拡げられる感触はたまらない。指とは比べ物にならなかった。ほとんど泣きわめいていると、月島が身体を起こした。邪魔にならないように退くと、抱き締められる。そのまま二人して倒れ込む。首に腕を回して月島と見つめ合うと、綺麗な月島の目は僕のことを映してる。隙間がないくらいくっついて、どちらからでもなく口付けた。

「ん、んぅ……」
「は……ん……」

舌を絡めて、唾液を飲んで。お互いのちんこを擦り付けあっていると、月島はまた穴へと指を入れてきた。

「六臂さんの顔、かわいい……」
「やだ、見るなぁ……っ」

今度はさっきと違ってお互いに顔を合わせている。閉まりのない口からははしたない声ばかり上がった。月島の指は中を擦り上げる。最初は狭かったそこも指だけでは物足りなくなっていた。

「あぅ、あっあぁっ!」
「ここに、欲しいんですか?」
「うん、うんっ……月島の、ちんこほしい、よぉ……っ」

月島は僕の顔を何度も口付けながら身体を起こした。開かれる足を自分でも支えて上目遣いに見上げる。まさか初めてを正常位でてきるなんて。月島には度胸がないから全部僕がしないといけないと思ってたのに。勃起したちんこが尻の穴の周りに擦り付けられる。先端が先走りを滲ませながら、少しずつ中へと入り始めた。

「ひ、あ、あぁ……」
「痛く、ないですか……?」
「だいじょう、ぶ……もっと、奥に……」

月島の身体が少しずつ前に傾いてくる。それと同時にちんこも中を抉ってくる。指や玩具とは違う。大好きな月島の。早く中に全部入れて欲しくて身体を揺らすと月島の顔が歪んだ。目の前がちかちかする。一際大きな声を上げるのと同時に月島と下半身がぴったりくっついていた。

「月島の、ちんこ……っ僕に食べられちゃった、ね……」
「そう、ですね。ぎちぎち……です」

確かに中はきつくてすぐに動けそうになかった。痛くはないけど月島が僕を抱いている事実が嬉しい。中がじんわり温かくてだんだん物足りなくなってきた。月島も同じようで、目が欲に染まっている。太ももを掴んで足を目一杯開く。全部月島に見えるように、見せるように。ひくつくそこを指で撫でた瞬間、月島は腰を前後に動かし始めた。

「あ、うぅ……っすご、いよぉ」
「う……あぁっ」

奥を何度も突かれて悲鳴が上がる。何かに欲情したことなんてなかった。自慰をするのも全部月島のことを思いながら。夢にまで見た月島が僕の身体をまさぐっている。その事実だけで射精しそうだ。

「ねぇ月島、僕の中きもちいい?ちんこびくびくしてる、あぁっ」
「気持ちいい、です……あったかくて、締めてつけて……!」
「これからいっぱいえっちしよう?僕にちんこ突っ込んでよ、ねぇ」
「ろ、ぴさ……っ」

隣にいるだけじゃ足りない。それ以上近くに感じたい。何度も前立腺を突かれてまともに喋れなくなる。限界が来て月島にしがみつきながら射精すると、中にも生暖かい感触が広がり始めた。

「だめ、やぁ……っ」
「……っ」

生でしたから何かあるわけじゃないけど、少し息を詰まらせた月島は面白い。一息つくと月島は涎や涙を指で拭ってくれた。恥ずかしくて顔を背ける。月島は甘えるように首筋に顔を埋めてきた。

「可愛い、六臂さん可愛い」
「や……あ、まだイッたばっか……」
「だって、いっぱいするんですよね?したいんですよね、六臂さん」

起き上がろうとしたら腕を押さえつけられた。自分の精液を掻き出すように月島は腰を動かし始める。舌舐めずりしながら月島は僕にまた口付けた。















やーっと月六でえろが書けました。
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