小説 | ナノ
いぬさんごっこ


サイケたん一人えっちの話。


いざやくんが用意してくれたお家で、おれとつがるは一緒に暮らしてる。ずっと二人きりで嬉しいけど、このお家に住む代わりにつがるはいざやくんのお手伝いをしなきゃいけない。お仕事の日は、玄関でいってらっしゃいのちゅーをするのが楽しみ。それからお帰りのちゅーもするの。
お家のお手伝いをしたらつがるはとっても喜んでくれる。今日はお洗濯をする。つがるが前にどのボタンを押したらいいのか教えてくれた。カゴの中に入った昨日着た服を洗濯機に入れていく。津軽の着物は洗濯できないから、サイケの服やタオルばっかり。最近つがるは忙しいから、えっちもしてない。たまにサイケのおちんちんだけ触ってくれるけど、触るだけでつがるは満足するみたい。本当はつがるのも舐めてあげたりしたいけど、つがるがさせてくれないの。寂しいなぁって思いながらお洋服を洗濯機に入れていたら、ひらひらした長い布が出てきた。

「……なぁに、これ?」

とっても長いそれは何だか分かんない。とにかくちゃんとネットに入れて綺麗にしなきゃって思ったときだった。

「はぅ……おちんちんのにおい、する……」

ひらひら動かしたときに、つがるのおちんちんの匂いがした。いっぱいえっちしたから、すぐに分かる。じゃあこれはいつも津軽がつけてるパンツなんだ。確かにこんな風にひらひらしてたかもしれない。

「や……あ……」

お洗濯しなきゃいけないのに、くんくんってずっと匂いを嗅いでいたくてたまらない。頭の中ではつがるとえっちしてる自分が思い浮かぶ。

「だめ、おてつだい……しなきゃ……」

ちゃんと洗剤を入れて、スイッチ入れなきゃ。手に持っていたそれを離して、蓋を閉めた。



結局、つがるのパンツだけ洗濯機に入れてない。今はサイケのベッドの上に広げられてる。

「あ、あらうのわすれてたっていえば……だいじょうぶだよ、ね……」

お家の中には誰もいないけど、キョロキョロと周りを見回す。パンツに鼻を寄せて、くんくんって匂いを嗅いだ。

「は、う……っ」

えっちのときは、いつも匂いを嗅いでからお口に入れていた。元から何でも匂いを嗅ぐのが好きだったし、つがるのならなおさら。嗅ぐだけじゃ飽きたらなくなってきて、ちゅってちゅーしてみる。触れたそれは温かくもないしぬるぬるもしてない。だけどすごく心臓がうるさかった。

「おちんちん、じゃないのに……」

目を閉じて、昨日見たばかりのつがるのおちんちんを思い出す。ちゅーしていただけなのに、いつの間にかペロペロって舐めていた。実際はパンツだけど、おちんちんを舐めてるような気分になる。

「ん、んぅ」

今は夏だから、つがるが買ってくれたワンピースって服を家では着てる。これはとっても便利。ちょっとスースーするのが悩みだけど、涼しくて気に入ってる。

「んむ、んちゅ」

自分の指を必死に舐めて涎で濡らした。いつもつがるがしてくれること、今日は自分でするの。スカートを捲ってパンツを下ろす。それからヒクヒクしてるお尻の穴に、濡れた指をゆっくりと入れていった。

「ひうっ!」

早く気持ちよくなりたくて奥まで入れすぎちゃった。痛くはないけど、すごく締め付けられて指が動かせない。

「や、あぁ……っ!」

津軽のパンツに顔を埋めて、息をいっぱい吸う。おちんちんだけじゃなくて、せーえきみたいな匂いもした。つがる、サイケに内緒で一人でえっちなことしたのかな。

「あ、あぁ、んにゃ、あぅ」

つがるのおちんちんはおっきくて、触るとビクビクする。お口の中に入りきらないくらいおっきくて、でもサイケのお尻の中には全部はいっちゃう。

「あ……う……」

パンパンって音が腰を動かす度に聞こえて、つがるが気持ち良さそうに笑うの。それを思い出したのと同時に、しゃせーした。びゅるる、と飛んだ精液はつがるのパンツを汚しちゃった。ベッドが汚れるよりいいかもしれないけど、見つかったらどうしよう。明日の洗濯物に混ぜれば大丈夫かな。おちんちんについたせーえきも拭いて、洗濯機のところに行こうと部屋を出ようとしたら。

「ひゃっ!」

ドアを開けた瞬間、鼻が痛くなった。目を開けたら青色の、見慣れたお服。ゆっくり顔を上げたらにっこりと笑ったつがると目が合った。ぶるりと足が震える。

「お仕置き、しような?」

手に持ったそれは、べちゃりと床に落ちた。












サイケたんはぁはぁ

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