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跪いて




事務所の真ん中に置かれた安物の椅子。一昨日通販で届いたそれは使い捨てのつもりで買った。組み立てたばかりの椅子には池袋最凶と呼ばれる男。俺でも頑張れば抜けられるような縛り方。それでもシズちゃんに逃げる様子はない。口では離せだの殴るぞだの、攻撃的だが。

「手前、いい加減にしろよ」
「ふーん。でもさぁシズちゃん。俺まだなぁんにもしてないのに、ズボン膨らんでんの?」
「……っ」

俺はただ致死量の薬をシズちゃんに注射して、椅子に座らせただけだ。特別何かしたわけでもない。それでもシズちゃんのズボンは一目で分かるほど勃起している。このままベランダから突き落としてみても面白いかも。色々と思案していると、シズちゃんはどこか期待に満ちた目で、俺を見つめていた。その期待がなんなのか聞かなくても分かって、俺はこっそりと笑みを浮かべた。

「シズちゃんさぁ、俺が暴言吐くと興奮するんでしょ?」
「っ」
「前もそうだったよね?勃起ちんぽから涎いっぱい垂らして喜んでたし……」

ズボン越しに足で踏んでやると、無意識なのかシズちゃんはまるで擦りつけるような仕草をした。

「……そういえばさぁ、俺がちんぽ舐めたことはないよね」
「して、くれんのかよ」
「やだよ。こんな汗臭くて汚ないちんぽ。毎晩シコってるから精液まみれでしょ。俺が知らないとでも思ったの?」
「は……」
「シズちゃん、俺のことオカズにしてるでしょ?あんなに切なそうに名前呼んじゃってさぁ……」

シズちゃんは顔を真っ赤にして俯いてしまった。何を今さら恥ずかしがる必要があるんだ。同じ男である俺の名前を呼びながらちんぽ扱いて、オナホも使ったりして。特に俺が池袋に行った日の夜は何回も射精している。正真正銘、こいつは変態だ。ポケットに入れていた折り畳みナイフでベルトを引きちぎって、チャックを下ろす。グレーのボクサーパンツの前部分は、もちろん濃く色が変わっていた。

「触られてもないのに我慢汁まみれだね。この変態」
「……っ」

ピクリと、ちんぽが下着をさらに硬く押し上げる。発情期の犬みたい。そう言った瞬間、ちんぽが大きく震えるとともに下着の染みは一気に広がっていった。

「……あれ、もしかして」
「ち、ちが……」
「罵られただけで射精しちゃったの?」

ゴムの部分を掴んで下着をずり下ろす。すると白濁にまみれたちんぽが残滓を飛ばしながら目の前に現れた。むせ返るような精液の匂い。俺は口内に溜まった唾液を飲み込んだ。

「……舐めてほしい?」
「……あぁ」
「頼んでるのはどっち」
「……舐めて、ください」
「ふふ、素直なシズちゃんは好きだよ」

いい子いい子。いつものシズちゃんなら気安く触るなだとか、子ども扱いするなとおこるはずなのに、今は大人しく頭を撫でられている。身体を拘束している縄だってそろそろ切れてもいいはずだ。
床にしゃがみ込んでシズちゃんの股間に頭を近づける。濃くなった雄の匂い。鼻を寄せて匂いを嗅ぐと、シズちゃんが息を飲んだのが分かった。

「ふふ、汗臭くて精液まみれで最低」

そういいながら先っぽに口づける。唇で食むように全体に触れて、唇は先走りでぬるぬるだ。

「本当に大きさだけは凄いよね……咥えられるかなぁ……」

袋を手で揉んでやりながら、先端を口に含む。唾液を絡めてやりながら、溢れてくる先走りを必死に飲み込んでいく。

「んちゅ、んぅ……あ、んむ」

まずいことこの上ない。シズちゃんにはいつもフェラをさせていたけど、俺は二度としたくない気がした。コートを脱いでベルトも引き抜く。シズちゃんは瞬き一つせずに俺のストリップを眺めていた。下半身には何一つまとわずにシャツ一枚になると、上を向いているシズちゃんの顔面にしゃがんだ。シズちゃんの恥態で十分興奮しているせいもあって、先走りはアナルまで伝っている。

「ほら、気持ちよくしてほしいんでしょ?なら舐めなよ」

尻の肉を掴んで穴を広げてやるとはぁはぁという熱くて荒い息が当たった。下を見れば今すぐ舐めようと舌を必死に伸ばしているシズちゃん。あまりの面白い光景に笑い声を上げそうになった。そのまま膝が床に着くくらい腰を下ろすと、シズちゃんの口元は完全に尻に覆われてしまった。それでも息苦しいなど一言も言わずに、シズちゃんはアナルにしゃぶりついた。

「そんな、いきなり…あ、いあぁっ」

舌で中から犯される感覚に、身体が震えた。自分でも悪趣味だとは思うが、この感じがたまらなく好きだ。アナルを舐めているだけだったシズちゃんは我慢できなくなったのか、自分の性器を扱き始めた。その手を叩いて立ち上がると残念そうな声が上がった。

「何勝手なことしてんの。そんなにシコりたきゃしなよ、見ててあげるから。その代り入れさせてあげないから」

そういって足で性器を踏む。完全に勃起しているそれは、蹴り飛ばしてもぶるんと先走りを飛ばしてまたもとの位置に戻る。それを数回繰り返していると、限界なのかシズちゃんは俺の足を掴んできた。

「もう、勝手にしねぇから……」

だから、そう言ってシズちゃんは俺の足の指を舐めていく。自分の先走りもついているだろうそれを躊躇なくしゃぶるその姿は、池袋最凶と言われるには程遠い。

「ふーん。じゃあ入れさせてあげる」

何度もうなずいてシズちゃんははぁはぁと息を荒げる。まるで犬みたい。そう思いながらシズちゃんの腰に跨る。

「うまく入るかな……」

わざとらしく尻を性器に擦りつけてやると、シズちゃんは限界なのか歯を食い縛って耐えていた。俺より先に射精したら挿入させてもらえないと思っているんだろう。その通りだ。

「くっ……焦らすんじゃ、ねぇ!」
「ひぁんっ!」

先に射精さえしなければいいと思ったのか、シズちゃんは俺の腰を掴んで思いっきり突き上げてきた。その瞬間、シズちゃんと同じく今にも射精しそうだった俺の性器からはびゅるると精液がとんだ。それを顔面に受けながら、シズちゃんは嬉しそうに笑う。

「奥、まで……きて……あひっ!」

続いてめまいがしそうなほど激しく腰を打ちつけられる。もう気持ちよくなることしか考えていないシズちゃんは全く俺の話を聞いていない。しかもいつの間にか射精したのか、穴の隙間からは精液が飛び散っていた。

「ばか、何勝手なことして……んあぁっ」

立ち上がろうと腰を上げようとしたら腕を掴まれて阻止される。パンパンと肌を打つ音が聞こえて、また勃起していた性器からは先走りなのか何なのかよく分からない液体が零れ落ちた。









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