小説 | ナノ
背徳の行方



完全にやおい状態。静+デリ×津軽です注意。









「あ、ふぅ……」
「津軽くんは本当に可愛いなぁ」

肌蹴た着物の隙間から手を差し込んで、すでにぷっくりと尖っている乳首を指で摘まむ。俺に背を預けるようにもたれ掛っている津軽くんは、その度に足をばたつかせた。そのせいで裾も乱れて体格の割に細くて白い足が曝されていく。履いたままだった足袋は暴れたせいでほとんど脱げてしまっている。

「そ、そこだめ……」
「ここ気持ちいいんだ?」
「う、あぁっ」
「津軽くんのお口で言ってほしいなぁ」
「ひくっ……ち、乳首、気持ちいい……」
「そっかぁ。津軽くんは男の子なのにおっぱい触られて気持ちいんだね」
「言わない、で」

いい子いい子と頭を撫でるように太ももを撫でてあげる。触れるか触れないかの距離で指を這わせてあげると、津軽くんはふるふると首を左右に振った。たぶんやめてほしいんだと思う。だけどその反応は逆効果だ。そのまま太ももを撫でていた手は上へと上がっていき、すぐにあの変な形の下着に触れた。

「なんだっけこれ。褌、だっけ」
「そう、だけど」
「これ面白いよね。ここ引っ張ったらさぁ」
「ひ、あぁ!」

前に垂らされた布を思いっきり引っ張ると悲鳴が上がった。すぐに布を掴む俺の手を振り払おうと暴れるが、動いたせいで余計に布は引っ張られる。この褌とかいう下着は俗にいうティーバックみたいなもんらしい。この部分を引っ張れば嫌でも尻の部分が食い込んでしまう。男にはその先にちんぽも玉もあるわけで。案の定そっちが擦れてしまって津軽くんはびくびくと身体を震わせていた。

「ねぇねぇ津軽くん、お尻こっち向けて?」
「い、いやっあ、ふあぁ!」
「嫌なんて言わないでよ傷付くなぁ」

今度は布じゃなくてその下のちんぽを掴んであげた。すでに先走りのせいで染みを作っているそれは、完全に勃起している。たったこれだけで感じるなんて、普段の生活に支障は出ないのだろうか。そのままはみ出ている玉を手のひらで揉んであげると、気持ちいいのか抵抗しなくなった。津軽くんは気持ちいいこと大好きだもんね。そのまま四つん這いになるように言うと、自分から頭を低くして腰を高く上げた。まるで交尾をねだる犬みたい。最初はやっぱり恥ずかしいのか着物の裾で隠してたけど、すぐに捲ってあげた。

「津軽くんのお尻真っ白で可愛いなぁ」
「も、いい……?」

恥ずかしそうに振り返る津軽くんは今にも泣きそうだった。褌がこれでもかと食い込んで、津軽くんが身動ぎするたびにお尻の穴がちらちらと見える。布が吸い取れなくなった先走りはポタポタと床に滴り落ちていた。

「せっかくだから楽しいことしようよ、ね」
「ふやぁっ!」

あんまりにも可愛くて津軽くんのお尻を舐めたら、猫みたいな声が上がった。男の尻なんて興味ないけど津軽くんは別。柔らかくて、ずっと触っておきたいくらい。そのまま何度も舐めてあげると、徐々に反応が薄くなってきた。さっきのはびっくりしただけだったのか。そう思って顔をあげたら、意外にも期待に満ちた目で津軽くんは俺を見ていた。最初は分からなかったが、さっきから見え隠れしているそこがヒクヒクと疼いていることに気が付いた。

「あれ、もしかしてお尻の穴舐めてほしいの?」
「……」

頷きはしなかったが、否定もしなかった。津軽くんが俺だけじゃなくて静雄にも抱かれてることくらい知ってる。静雄は俺とは違って津軽くんに厳しい。臨也への苛立ちをぶつけるみたいに毎回手酷く抱くもんだから、その隣で眺めてる俺は冷や冷やする。それでも津軽くんは気持ちいいからか嫌なんて言わないし、このせまっ苦しいアパートから出て行こうともしない。津軽くんを半分こしてる俺と静雄も酷いけど、気持ちいいならなんでもいい津軽くんも同罪だと思う。

「そーいや前に舐めてたよね、静雄。ローションないからって。あれ、気に入ったの?」
「……」

言葉には出さなかったけど、津軽くんはしっかりと頷いた。本当は口で言ってほしかったけどこれ以上恥ずかしいことしたら逃げられちゃう。静雄からは絶対に逃げないくせに、俺からは途中でも逃げるんだもん。申し訳程度にそこを隠していた布をずらして、赤く色づいたそこに息を吹きかける。ぴくんと震える津軽くん。ちろちろと舌先で穴の周りを舐めてあげるとトロンとした目で俺を見てきた。あ、やっと堕ちてくれた。

「ふ、あ……んぅ、あぁっ」
「舐めるだけでいい?」
「あ……し、舌中に……入れてほし、ひぃっ」

この状態になった津軽くんはただの淫乱だ。そこらの簡単に足を開く女と変わらない。でも津軽くんのほうが綺麗で、どんどん引き込まれていく。中を広げるように舌を動かすと、津軽くんは自分で尻を掴んで左右に引っ張っていた。さらに広げられたそこは断然舐めやすくなった。

「ふふ、自分でそんなことするんだ」
「だって、もっと奥……」
「流石に舌じゃ届かないよー」
「じゃ、じゃあ」

津軽くんは俺のズボンを緩めてすぐさま下着をずらした。散々恥態を見せつけられていたせいで俺のも完全に勃起していた。それに安心しように笑う津軽くんは、にっこりと笑ってちんぽを口に含んだ。気持ち良くするというよりは、挿入しやすいように濡らしているといった感じだ。苦しそうに咳き込みながら十分に自分の唾液で濡れそぼったのを確認してから、津軽くんは俺の腰に跨った。
「静雄は一方的だもんねぇ。フェラなんて初めてじゃないの?」
「初めてだけど、いつも静雄やデリックがしてくれるから……真似した」
「ふーん。感想は?」
「……苦しいから、あんまりしたくない」
「そっか。じゃあ静雄には秘密にしような」

津軽くんにフェラしてもらったって静雄に自慢してやろう。そしたらあいつ、苛ついてフェラばっかりさせるようになるだろうなぁ。津軽くんには悪いけど、一番可愛いのは苦しそうに泣いてる顔なんだよね。そんな俺の考えなんて全く気付いていない津軽くんは尻の間にちんぽを擦り付けている。まだ褌は脱いでいないらしく、津軽くんのちんぽは苦しそうだった。俺の肩に手を置かせて腰を撫でる。羽織りは邪魔だから脱がせてしまった。汗のせいで透けた乳首は着物に擦れて弄る必要はないようだ。

「お口あーんして?」
「ん、あぁ……」

髪を掴んで上を向かせる。そのまま口内に唾液を垂らすと、津軽くんは嫌な顔一つせず飲み込んでしまった。それどころかもっとと唇に噛みついてきた。津軽くんが満足するまでキスというよりは唾液の飲ませ合いみたいなことをしていたら、我慢できなくなったのかまた自分で尻の穴を広げてた。ひたりと添えられたそこは熱くて、早く突き上げてしまいたかった。

「あの、もう……」
「いいよ、津軽くん。俺静雄と違って優しいから」

静雄はちゃんとおねだりしないといけないけど、俺は好きな子はベタベタに甘やかすタイプだ。たぶん。津軽くんが突っ込みやすいようにちんぽを支えると、ずぶずぶと中に入っていく。津軽くんは歯を食い縛りながら射精しないように耐えてるみたいだけど、そんな我慢しなくてもいいのに。まだ半分しか入っていないのを確認して、津軽くんの肩に手を置いた。キョトンと首を傾げる津軽くんに微笑みかけて、そのまま手に体重をかけた。

「ひ、やぁぁぁぁっ!」

一気に奥まで挿入された津軽くんはつま先までピンと伸ばしながら、俺の腹に射精した。ほとんど脱いでなかったせいで全部服についてしまった。気持ちいいのと汚してしまった申し訳なさから、津軽くんはあたふたしている。服の上を流れるドロリとしたそれを指ですくって、津軽くんの唇に押し付ける。すぐにそれを必死に舐めとるそれは、静雄に教えられたものだった。ご褒美にと何度も下から突き上げてやると、射精したばかりのちんぽはすぐに大きくなった。絶倫なところは三人とも同じなんだよな。それからまた射精しそうだなって思ってたら、玄関のドアが開いた。誰かなんて見なくてもわかる。

「あ、お帰り静雄」
「……おぉ」
「ふぁ、あっ……おかえり、なさっん、んむぅ……ぷはぁ」

静雄は手に持っていたコンビニ袋を床に置くと、そのまま津軽くんにキスしていた。普段俺がキスしようとしたら抵抗するくせに、静雄には毎日お帰りなさいのキスするなんて。悔しいから突き上げてやったら、すぐにしがみついてきた。やっぱり津軽くん可愛い。でもやっぱり一番好きなのは。

「なぁ静雄ー。さっき津軽くんフェラしてくれたんだぜ」

「や、さっき……んぁ、ひ、秘密って」
「秘密は破るためにあるんだよ、津軽くん」

案の定俺の言葉に苛立った静雄の眉間には皺が寄っている。おぉ怖い。そんな静雄から守るように津軽くんを抱きしめると、静雄は舌打ちした。分かり易いほどに津軽くんの肩は震える。

「俺と静雄の真似らしいんだけどよぉ、上手かったぜ。なぁ津軽くん」
「いあっ!あ、あぁっ」

膝に乗せていた津軽くんを突き飛ばして、床に寝転がせる。もちろん抜けてしまわないように腰を抑えていた。そのまま片足を掴んで向きを変えさせる。途中普段突かれないようなところに触れたのか、津軽くんは床に爪を立てていた。後ろから突っ込んだ状態にすると、またさっきと同じように膝に抱え上げた。ぐったりとした津軽くんの顎を掴んで上を向かせる。すぐ目の前には、静雄の萎えたちんぽ。萎えてんのに相変わらずでかい。静雄のちんぽを見て興奮したらしい津軽くんの尻はきつく締まった。そりゃ俺よりも静雄とする回数の方が確実に多いもんな。それでも知らないふりをする津軽くんは、ずるい。

「な、何……」
「津軽くんは二人のだからさぁ、静雄にもしてやらないと……不公平だよな?」

褌からはみ出た玉を揉んでやりながら、耳の中に舌を差し込む。フェラは苦しいから嫌だとか言っていたのに、やっぱり嫌がる素振りはしない。震える手を伸ばして、しっかりと静雄のちんぽを握った。口元に先っぽを近づける。まだ舐めない。だってまだ許してもらってないから。

「し、静雄のちんぽ……舐めさせて、くだ……んぐぅっ!」

静雄は津軽くんが言い終わる前に頭掴んで喉の奥まで突っ込んじゃった。さすが俺より酷い男。息苦しさはどうしようもないけど、できるだけ津軽くんが気持ちよくなるようにちんぽも乳首も触ってあげた。でもそんなことしなくても津軽くんはしっかり自分で気持ちよくなってた。静雄のシャツを必死に掴んでちんぽをしゃぶってる。妬いちゃうなぁ、ほんと。

「津軽くんのこと大好きなのは、静雄だけじゃないからね」


だからもっと、俺の手で苦しんでよ。














これもデリックのbotに影響されて。

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