小説 | ナノ
※教えてあげる


津サイ、デリ日々前提のデリサイ。ふざけてます。






「んぅ……デリックたまってるの……?もうでちゃいそうだけど……」

ぐぢゅ、と下品な音を立てながらサイケが口から俺のちんぽを吐き出した。唾液と先走りの混じった銀糸が唇とちんぽを繋いでいる。しゃぶるのを止めたあとも上下に擦ってきた。あの臨也さんと煙管野郎の教育は流石とも言うべきか。前はちんぽから精液が出ただけで泣いて驚いていたのに。俺のちんぽに夢中になっているサイケの下着をずらして、常に赤く腫れているアナルに指を突っ込む。広げるためだけに動かしていると、じっとりとした目で睨まれた。

「もう、ちょっとくらいえっちなかんじにしてよ……」
「こういうの慣れてねぇんだよ。日々也はあんまヤらせてくれねぇし、お前のアナルはいつもガバガバ……いでっ!」
「そんなこというなら、させてあげない!」

ぷいっと効果音が出そうなほど頬を膨らませたサイケは床に体育座りをしてしまった。さっきまでいわゆる69の体勢だっただけに、ただ仰向けになっている俺の状態は情けない。起き上がるのも面倒で、サイケの足を指でつつく。足の隙間からはヒクヒクと疼く尻の穴が見えた。

「悪かったって、なぁ?」
「……サイケ、がばがばじゃないもん。つがるはいっつもキツいってほめてくれるもん」
「……」

いや、褒めてるのかそれは。とにかく何度も謝りながらアナルを撫でる指を動かしていると、急にサイケは立ち上がった。そのまま俺の顔の上に座ると、くぱくぱとひくついているアナルを鼻先に擦り付けてくる。

「あやまるなら、サイケのおしりのあな……なめて?」
「……はいよ」

俺に拒否権はない。最初は舌先で穴の周りをちろちろと舐めて、徐々に奥へと進めていく。縁を擦るように素早く舌を出し入れすると、サイケは太ももを震わせながら喘いだ。

「ぐりゅぐりゅいいよぉ……つがるぅ、あぁっ!」

別に俺とサイケは恋人同士でもないから最中に煙管野郎の名前を呼んでも構わない。事前に「津軽」というワードを「デリック」に変換するようヘッドホンに設定してある。恐らくサイケも同じようなことをしているのだろう。しっかり解れたことを確認してサイケは四つん這いになった。腰を高くした体勢はなかなかに絶景だ。腹に付くほど勃起したちんぽを、日々也と同じくらい触り心地のいい白く柔らかな尻に擦り付ける。アナルにも擦り付け、お返しとばかりに焦らしてやる。案の定我慢できなくなったサイケは腰を前後に揺らし始めた。

「お、おちんちんちょうらいよぉ……」
「じゃあいつものやつ言ってくれよ」
「うー……サイケのけつまんこに、おっきなおちんちん……ずぽずぽしてくらさ、あぁっ!」

つい最後まで言わせる前に突っ込んでしまった。まぁいいか。いきなり奥まで押し込んだせいで、かなりきつかったらしい。サイケはビクビクと腰を震わせながら口から唾液を垂らしていた。

「あひ、あ……あぁっらめ、そな、のぉ!」

煙管野郎とのセックス漬けで、サイケは若干おかしくなっているんじゃないだろうか。

「もっと、ぐちゅぐちゅしてぇ!」

俺なんかにしがみつきながら、サイケはカクカクと腰を揺らした。いつも喘ぎ声を抑える日々也とは違ってサイケは我慢なんてしない。まるでわざと聞かせるようにも思えてくる。

「ひ、日々也ぁ……っ!」
「はうぅっ!おっぱいちゅねらないでぇ!」

つんと尖った乳首を摘まんでこれでもかと引っ張る。そのまま潰すように指で弄ってやれば、サイケのアナルはこれでもかと締め付けた。

「はげしすぎりゅよぉ、あ、あぁっちゅがるぅ!」

嫌々と首を振りながらも腰を押し付けてくるのは流石と言うべきか。俺よりその小さな身体にのし掛かり、先走りを飛び散らせているちんぽもしごいてやった。

「は、う、あぁっ!おちんちん、きもちぃ……っ」
「日々也のアナル、スゲー締め付けて……っ!」
「らめっあ、やぁ……ふあぁっ!」

ビュッビュッと飛び散ったサイケの精液は床をべったりと汚した。俺もサイケの中に吐き出すと、ぶるりと腰が震えていた。全部出しきるように数回奥へと押し付け、ゆっくりと引き抜いていく。ちゅぷん、と音を立てて全て抜けば、すぐにひくつく度にアナルからは精液が溢れてくる。

「んぅー……40てん」
「は?」
「つがるのえっちを100てんにしたら、デリックのえっちは40てん」
「……あれだけあんあん喘いどいてそれかよ」

一度くらいの射精じゃ満足しないサイケはぺたりと床に座り込んだ。我が兄貴ながら、可愛いげのないやつだと思う。だが日々也は俺がサイケと話すと、物凄く妬きもちをやく。そのときの日々也は世界で一番可愛い。

「えー……じゃあ、つがるはなんてんだとおもう?」
「……は?」

サイケが自室のクローゼットの方を向くと、いきなり扉が開いた。そこには津軽が胡座をかいていて、つまらなそうに俺を睨んできた。すかさずサイケは覚束無い足取りで津軽に抱きつきに行く。貧乏揺すりのしている膝に座るとすぐさまサイケの身体を抱き締めていた。

「9点だな。それよりサイケがガバガバとはどういう意味か説明しろ」
「そーだよぉ!サイケのおしりはキツキツなの!ね、つがる?」
「当たり前だろ」
「じゃあえっちのへたなデリックに、100てんのえっちみせたげる」
「え、いや……」

目の前で始まった世界一興味がないかもしれない他人のセックス。しかし津軽の人も殺せそうな目が『俺の可愛いサイケの提案を無駄にするのか』と睨み付けてくる。仕方がなく目を閉じて、サイケの声を日々也のものだと思い込むことにした。


二人が満足するまで1時間。全てをドアの隙間から見ていた日々也に平手打ちを食らうまで、あと1時間30分。












アンケートより「デリック×サイケ」です。
エイプリルフールではデリック×サイモンを書きましたね。まぁあれもデリサイですが。黙ります。
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