小説 | ナノ
一人の夜



静←臨+つがサイ


『ひゃぁっあっあぁんっ!』
『サイケ、気持ちいいか?』
『あ、あぁっおちんちん、きもちいいよぉっ!ちゅがるぅっ』

画面に映るのは、俺と同じ顔をしたあの子。普段俺にはない無邪気な笑顔を浮かべているサイケは、口から涎を垂らしながら、尻に津軽のちんぽを挿入されている。
津軽とサイケの二人がセックスをしていたのは知っていた。だってあの二人の部屋にはカメラと盗聴機をいくつも置いてある。それを知らないあの子たちは毎日のようにセックスをした。
最初こそ幼稚なそれだったが、だんだんとエスカレートしていった。彼らにパソコンを与えれば玩具を買い、様々な知識を身につけていった。津軽はそれを実行し、サイケは全て受け入れていた。

『でちゃう、でちゃうよぉぉぉっ!』

津軽にしがみつきながら腰を振るサイケは、普段の子どもっぽさなんて微塵もない。顔を涙や涎で汚しながら、ただ純粋に津軽を求めていた。

「あ、あんな大きいの……全部入って……」

津軽のちんぽは大きかった。太くて長くて、津軽が腰を動かす度にサイケの尻の穴は赤く捲りあがった。

「は、うぅ……あ、あんっ」

画面を食い入るように見つめたまま、ズボンを膝の辺りまで下ろして下着の中で大きくなっていたちんぽを取り出す。すでに先走りで濡れていて、擦る度にぬちゃぬちゃと音を立てた。
俺もあんな風にシズちゃんに抱かれたい。そんな関係じゃないから叶わないだろうけど。
裸になれば津軽とサイケは俺とシズちゃんにも見える。サイケに自分を重ねながら、シズちゃんに激しく抱かれる自分を思い浮かべた。

『れちゃうっせーえき、れちゃうのぉ!』『ん……ちゃんと見ててやるから出していいからな?』

津軽はサイケの足を肩にかけると、上から押さえつけるように腰を揺らした。それを見ながら俺も指を尻の穴へと伸ばした。回りを撫でて、思い切って中へと入れていく。連日のように指を受け入れているそこは、すぐに一本じゃ足らなくなった。
津軽のちんぽはより深く中を抉ったらしく、サイケは足先をぴくぴくと痙攣させながら射精した。精液はサイケの顔に全部かかって、それはもう卑猥な状態だ。津軽がちんぽを抜くと、サイケの尻の穴からは収縮する度に中に出された精液を溢れさせていた。
俺の中でシズちゃんのちんぽが射精したら、きっとすごく気持ちいいんだろう。律儀だからゴムを着けたり外に出すかもしれないけど、俺は中に出されたい。淫乱だと罵られて尻を叩かれるのもいいかも。そんな想像は、全て脳内で再生される。

「シズちゃん、でちゃう、ちんぽから精液でちゃ、あ、んぅぅぅぅっ!」

指を奥深くへとねじ込んで、ずいぶん前に見つけた前立腺を擦った。飛び散った精液は誰にも受け止められることなく、デスクを白く汚す。余韻に浸りながら画面へと目を向ければ、
津軽とサイケは何度も唇を重ねながら、抱き締めあっていた。

俺の脳内にはあんな優しいシズちゃんは出てこない。だって、俺は嫌われてるから。だから早く身体だけでも好きになってくれたらいいのに。そう願いながら、俺は今日もシズちゃんのために自慰をする。















まぁそのシズちゃんも臨也でシコシコしてるだろうけどね!

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