小説 | ナノ
君のためなら死ねる



弟×兄。スカ要素あり。


いつの間にか越された身長。昔引いていた手は、俺よりも大きくなってしまっていた。その手に頭を撫でられながら、俺は目の前に差し出された性器を口に含んだ。僅かに反応したそれは大きくて、汗の匂いがした。
弟のシズちゃんは普通に比べてとても性欲があった。俺が淡白と言うのもあるかもしれないが、シズちゃんは中学2年生の頃になると毎日のように自慰をしていた。そして俺はその声を盗み聞きしながら自慰をした。偶然を装って風呂上がりの着替えを覗いたりもした。
つまるところ、俺は実の弟であるシズちゃんが好きでたまらない。弟のためなら何だってしてやりたいと思うし、実際色々している。今日シズちゃんは、俺がおしっこをしている所が見たいと言い出した。最初はびっくりしたが、俺は二つ返事で頷いた。
母が下にいることを確認して、2階のトイレに二人して入る。あまり広くないそこには俺の荒い息が響いていた。
シズちゃんに言われた通りズボンと下着を下ろして、ちんぽをの先っぽを便器へと向ける。背後にはぴったりとシズちゃんがくっついて、俺のちんぽをずっと見ていた。それだけで勃ち上がり始めているそれは、ピクピクと震えていた。

「あ、う……」
「そういやさっきコーヒー飲んでたよな」

シズちゃんは丁度膀胱がある部分を押さえつけてきた。利尿作用のあるコーヒーを飲んだこともあって、あの感覚はすぐに来た。

「出る、出ちゃうよぉ……!」

堪らずシズちゃんの方を向くと、唇を舐められる。舌を伸ばせば、絡められたそれ。お互いの唾液を交換していることに興奮しながら、俺は排尿した。ジョボジョボと音を立てながら流れていくそれを、シズちゃんは横目でしっかりみていた。射精にも似た感覚。見られながらの排泄は、今まで感じたことがないほで気持ちよかった。

「んうぅ……これでいい?シズちゃん……」
「あぁ。臨也、可愛い……」

嬉しそうに笑うシズちゃんは、何やら背後でもぞもぞと動き始めた。すぐに尻に硬く温かい感触を感じる。下半身を見れば、俺のちんぽの下にシズちゃんのが見えている。熱くて太いそれを必死に太ももに挟むと、シズちゃんは腰を前後に動かし始めた。

「お、おっきぃよぉ……」

ずりずりと下生えが俺の肌に擦れて、くすぐったさを感じた。先走りで濡れ始めたちんぽは、たまに尻の穴をぐりぐりと刺激してきた。まだ慣らしていないそこはほとんど挿らない。

「はぅ、あぁ……ずりずり、しないでぇ……!」

味をしめたのか、シズちゃんは何度もそこばかり責めてきた。先走りで滑り始めたそこは徐々に先端を中に飲み込み始める。ちゅぷちゅぷと音を立てては、ゆっくりと広がっていた。

「は、入って、る……シズちゃんの、中に……」

今日はローションもろくに使ってないから少し痛むと思ったが、連日受け入れているそこはどんどん飲み込んでいく。

「ひ、あ、あぁっ……!」
「あんまり声出すと、下に聞こえるぞ?」
「んむぅっ」

シズちゃんは俺の口に指を突っ込むと腰を前後に動かし始めた。その度に性器はより奥へと入り込もうとしてくる。

「ふぅっう、んぐぅ」

だんだんと肌を打つ音が大きくなってきて、声を押さえる意味がなくなってきた気がする。

「らふぇ……!れひゃう、れひゃうはらぁ」
「何言ってるか分からねぇよ」
「ひぅひゃ、らめ、らめなの!おちんちんから、せーえきれるよぉっ」
「ちゃんと見ててやるから出せよ、臨也」

怖いくらい気持ち良かった。シズちゃんに耳元で名前を呼ばれて、ぞくぞくして俺は射精した。
ビュクビュクと白い液体の塊が便器の中の水へと落ちていく。勢いのない残りもべっとりと垂れながら消えていった。俺の荒い息がやけに響く。シズちゃんの精液は俺の中に出されたが、量が多いのか太ももに流れ出ていた。

「は……あ……」

足に力が入らなくて背後にいたシズちゃんに凭れかかると、すぐに首筋や耳元に口付けられる。ちゅっちゅっと響く音が妙に恥ずかしい。

「ありがとな、兄貴」
「いい、よ……?俺、シズちゃんのこと……好きだもん」
「俺も……好きだよ」
「ホントに?良かったぁ……」
シズちゃんのために何かできただなんて、嬉しくて泣きそう。繋がったまま抱き上げられてベッドに移動して、またシズちゃんに抱かれた。もちろんシズちゃんが満足するまで。
腰が立たなくなろうがどうでもいい。シズちゃんが俺のことだけ見てくれるのなら、俺は何だってするんだから。












波江さんに負けないくらい弟大好きな臨也さん。でもこれでシズちゃんは臨也のこと全く好きじゃなかったらまた面白いかなぁ……と。

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