小説 | ナノ
おやすみよいこ



津軽が気持ち悪いというか、まぁ通常運転です。







「さ、サイケ……」

眠っているサイケのパジャマをめくって、毎晩吸っているせいでずっと立ったままの乳首に吸いついた。味なんてするはずがないのに、甘いような気さえする。
唾液を塗りつけるように舐めたりぷっくりと赤く膨れるくらい吸いつくと、サイケは寝ぼけながらも感じているような声を上げ始めた。

「にゃ、あ……あぅ……」

サイケは既に乳首だけで射精できるようにまでなっている。こうやって毎晩しているおかげだった。寝ているサイケの口を完全にふさがないように気をつけながら、薄く開いた唇にも舌を這わせた。
口内の唾液をすくい取るように舌を動かしながら、乳首への愛撫もやめない。徐々にサイケ腰は揺れ始め、下着の前部分は溢れた先走りがシミを作っていた。

「はう、あ、あぁ……」

起こさないように気をつけながら、サイケの下着を脱がせる。俺がワンピースタイプのパジャマをプレゼントしてから、サイケは律儀にそれを着ていた。もちろんこういうときのためだ。
すでに反応している性器はぴくぴくと脈打っていた。僅かに頬を赤く染めながら、サイケは頭をいやいやと振る。勃ち上がっている性器を掴み、ゆっくりと口内に入れていく。俺のより小ぶりなサイケの性器は、案外簡単にくわえられる。
はふはふと息を吐きながらサイケは腰を揺らし始めた。これが無意識にしていることだから恐ろしい。
じゅるじゅると音を多少立ててもサイケは起きない。十分に反応しているのを確認して、後ろの窄まりへと視線を移す。
先走りが伝い濡れているそこを見やすいように足を開かせ、ゆっくりと指を挿入していく。付け根まで入れたところで、中を広げるように指を回す。痙攣したように震える足先を口に含み、指の間を舌でなぞった。
くすぐったいのかもぞもぞと動きながら、サイケは挿入した指を締め付けていた。太ももを甘噛みしながら指の数を増やしていく。
3本入り十分に柔らかくなったことを確認して、すでに完全に勃起している自分の性器を取り出す。それを数回穴に擦りつけると、誘うようにそこはヒクヒクと動いていた。指でそこを開かせ、ずぶずぶと性器を沈ませていく。

「は、あぁっ!んぁ、あ、はあっ」

サイケはびくびくと身体を震わせ、まるで起きているように声を上げた。ゆっくりと押し込んで行くと、下生えがサイケの尻に当たった。

「あ……つがる……?」

不意に声を上げたサイケは眠そうに目を擦っていた。まだ寝ぼけているようで、自分の状況に気付いていないようだ。

「……どうした?」
「きょうは、いしょにねる、の……?」

顔を近付けて安心させるように前髪をすく。身体を密着させたことでより深く挿入することになった。ぐちゅりと音が鳴ったせいで気付かれたかとも思ったが、サイケは眉を寄せながら今にも目を閉じてしまいそうだった。

「あぁ、だからサイケは安心して寝たらいい。手、繋いで寝ような」
「はぁい……わかったぁ……」

ふにゃふにゃと笑いながらサイケはまた目を閉じた。言った通りに手を繋ぐ。呼吸が落ち着いてきたところで腰の動きを再開した。サイケの好きなところを突いてやると、繋いでいる手に力がこもった。

「はぁ……あぁっ……!」

先走りでどろどろになっている性器も同時に擦ると、サイケは口から涎を垂らして喘いだ。先端がひくつくと同時に、後ろもキツく締め付けられた。

「ひ、うぅ……!」

すかさずサイケの性器の先端を押さえ、精液が飛び散らないようにした。手についたドロリとした白濁を舐めとる。
汗をわずかに浮かべながらも、サイケが起きることはなかった。前髪をかきあげて額に口付ける。

「明日もしような……サイケ?」

聞いたところで返事は返ってこない。


それを分かっていてするのは罪悪感からか、それとも。











どれだけ熟睡してるんだサイケ……!


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